君と生きる明日へ

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光side


今日は、慧と大ちゃんの面談日。保護者代理の役で俺が学校に来た。

この高校は、宏太やAや俺の母校だから知ってる先生が多くて懐かしい。


先｢おー、八乙女！久しぶりだな。｣


教室に入ると昔とほとんど変わらない山川先生が迎えてくれた。


光｢山川先生、お久しぶりです。今日は、慧の保護者代理なんで。｣

先｢そうか。薮と田代は元気か？最近顔見せてないからな。｣


　二人のことも覚えていてくれたんだ。


光｢二人とも仕事で忙しいみたいです。でも、元気ですよ。｣

先｢おう。じゃぁ始めよう。成績は心配する必要がないくらい良いな。」


面談はスムーズに進んでいった。


先｢次に、進路の話なんだが・・・｣


山川先生の表情は一瞬曇ったけど、慧ははっきりと言った。


慧｢俺、決めてきました。｣









今、俺の隣では慧が自分の将来について話している。


　慧、成長したな・・・


俺はふと、そう思った。

小学生のときは泣いてばかりだった慧が、自分の目標や考えを伝えるなんて。


慧は強くなった。


そう感じる一日だった。






まぁ、その後の大ちゃんの面談は悲惨だったけどね。


よくその頭でこの高校は入れたな、的な感じの成績で。
あまりの点数に、家の中でちょっとしたねたになるくらい。

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