君と生きる明日へ

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光side

今日の夜ごはんは、いつもより少し豪華。

理由は、慧の誕生日だから。

今までも、誕生日は全員で祝っていた。


でも…


今日はやたらと人数が多い。

涼介君が侑李君を連れて来て、大ちゃんは圭人君を連れてきた。

つまり、今日は全員で１０人！

　ご飯、これで足りるかな…

そんなことを考えながら俺はテーブルに料理を並べた。


光｢みんなー、席ついて―。｣

慧｢なんか今日はにぎやかだね。皆ありがとう。｣


そう言って、慧は笑顔を見せた。


侑｢わぁ、光君料理上手だね。おいしそう…｣

光｢好きなだけ食べてね。にしても人数多いね。｣


俺の言葉に圭人君が少し申し訳なさそうな顔をした。


圭｢すみません急に来ちゃって。｣

大｢気にしなくても全然大丈夫だよ。｣


そんな大ちゃんの言葉に、慧が真顔で口を開いた。


慧｢そうそう。大ちゃんの分まで食べていいからね。｣

大｢えっ？ちょっと待って、それはないよ！！｣


焦る大ちゃんに慧は微笑んだ。


慧｢冗談だよ。｣


慧の言葉に、大ちゃんは安心した顔を見せた。


慧｢ねぇ光、宏太とAは？また仕事？｣

光｢うん。でももう帰ってくると思うよ。｣


俺がそう言った時、ちょうど玄関の扉が開く音がした。


貴・宏｢ただいまー。｣

宏｢なんかうち人数増えた？よかったな、慧。｣


驚く宏太とAに、慧が答える。


慧｢うん。早く座ってよ。せっかくの料理が冷めちゃう。｣

貴｢わかった、今座るから。｣


そう言って、宏太とAは席についた。

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