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開いたドアの方を見ると
40代ぐらいのおじさんが立っている
しゅん「あ、大野さんいらっしゃいませ」
マスター「大野さんお久しぶりですね」
大野「しゅん！元気に仕事してるか？マスター、いつものやつお願い」
入ってきたおじさんは大野さんというらしく
どうやらこのお店の常連さん
ちか「このお店ホームページとかも出てないし、隠れ家みたいなところにあるから、来るのは常連さんが多いみたい」
A「そうなんだ…」
ちか「でもだからこの前みたいにジャニーズの人とか、俳優さんとかもお忍びでちょくちょく来るみたいだよ、私もまだ数回しか来てないからあれだけど…」
ちかちゃんが小声でそう教えてくれる
じゃあ渡辺翔太も常連客なのかな
なんて聞けるわけもないから
心の中でそっと疑問に思っておく
常連客の大野さんとも話をしながら
どんどん時間は過ぎていく
大野「そういえばしゅん今度舞台やるんだろ？」
しゅん「そうなんですよ！ありがたいことに舞台が決まって、よかったら観に来てください！」
大野「もちろん観に行くよ、2人も行ってあげてよ！」
ちか「え！行きたいです！」
しゅん「来月の8日から11日までだから予定が空いてるならぜひ！」
ちか「Aどこか空いてる日ある？」
A「えっと…その期間だと8日しか空いてる日ないんだけど、ちかちゃんどう？」
ちか「ちょっと待ってね…あ、私8日は無理だ…」
A「そっか…じゃあ別の機会に…」
大野「別々でも行ってあげてよ！せっかくのしゅんの晴れ舞台なんだから」
ちか「じゃあ私は11日に行きます！Aとは一緒に行けないけど…Aは8日でいい？」
A「あっ、うん」
その場の勢いで1人でしゅんくんの舞台を
観に行くことになってしまった
もともと何度もジャニーズの舞台は
観に行っていたし、舞台自体は嫌いでは
ないから全然いいけど
お店は静かで落ち着いた雰囲気で
とても過ごしやすく気づけば
終電まであと1時間ほど
すると再びお店のドアが開いた
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作者名：うた | 作成日時：2020年9月19日 19時
