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先程の返しをしてからしばらく
しゅんくんと深澤辰哉は話を続けていて
私は再びそれを黙って聞いていた
すると突然質問が飛んでくる
深澤「こいつ俳優なんすよ、知ってました?」
A「あっ、はい…聞きました…」
深澤「今度舞台やるらしいんでよかったら観に行ってあげてください」
しゅん「ふっかさん、それさっき話してて観に来てくれることになって!」
深澤「あ、そうなのね!じゃあ楽しみにしてやってください、俺も観に行くんすけど」
A「今から楽しみにしてます!」
しゅん「いや、本当にみんな来てくれてありがたいです」
今私深澤辰哉と話してるんだ
不思議な感覚に陥る
現実?夢かもしれないな
なんてボーっと考えていると
しゅんくんはマスターに呼ばれて
いなくなってしまい
突然深澤辰哉と2人きりの状況に
待って、しゅんくん、置いてかないで
そう思ってももうどうしようもない
深澤「てか、今更だけどお名前は?」
A「Aです!」
深澤「Aちゃんね、俺は深澤って言います。みんなからはふっかって呼ばれることが多いかな?」
A「ふっかさん…ですね…?」
深澤「そうそう!でも全然好きなように呼んでもらって大丈夫だよ」
A「しゅんくんもふっかさんって呼んでたので、私もそうします…」
深澤「あいよ、俺は普通にAちゃんって呼んで大丈夫かな?」
A「はい!」
名前を呼ばれたことに感動して
勢いよく返事をする
深澤「突然そんな元気よく返事しなくても」
笑いながら言うふっかさんを見て
この人リアコって言われるだけのこと
あるななんて思ってしまう
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作者名:うた | 作成日時:2020年9月19日 19時