【鬼滅の刃】心優しき少女の鬼退治【成り代わり】第二章

鬼舞辻の癇癪・幻惑の血の香り�� ページ9

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　此方にゆっくりと近づき、片膝を着いた鬼舞辻に、だが、女は恐怖を覚える。

「私の顔色は悪く見えるか？


私の顔は青白い(・・・)か？


病弱(・・)に見えるか？


長く生きられない(・・・・・・・・)ように見えるか？


死にそう(・・・・)に見えるか？」

　女は恐怖で付け根の合わない歯をカチカチと鳴らすばかりで、鬼舞辻の問いに応えようとはしなかった。

「違う違う違う違う。私は限りなく完璧に近い生物だ」

　鬼舞辻は両手を顳顬(こめかみ)に添えるようにして首を横に振ると、右手を顳顬から離して人差し指を鋭い爪に変化させ、女の額に埋め込んで血を流し込む。

「私の血を大量に与え続けるとどうなると思う？人間の体は変貌の速度に耐えきれず、細胞が壊れる」
「ギャアアアア！」

　ジュウジュウと自身の肉が焼ける音と焦げた肉の臭いを最期に、女は息絶えた。鬼舞辻は興味が失せたように立ち上がり、指を鳴らす。すると、先程まで誰もいなかったはずの空間に、女鬼と男鬼が跪き、頭を下げた状態で顕れた。

「「何なりとお申しつけを」」
「耳に花札のような飾りをつけた鬼狩りを連れて来い。傷一つ付けずに(・・・・・・・)、五体満足で(・・・・・)だ。いいな」

　女鬼と男鬼は鬼舞辻の言葉に疑問を抱くが、すぐにそれを消し去った。二人は鬼舞辻の言葉に「御意」と頷くと、瞬く間に姿を消した。


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ありがとうございます！！！！！！！！(クソデカボイス)
続編作って直ぐに順位がついて震えています:( ;´꒳`;):
次はifストーリーを投稿する予定です！御楽しみに！！！(ただしめっちゃ時間かかる)

ifストーリー１　禰豆子が禰豆雄で炭乃が鬼になったら�、�←鬼舞辻の癇癪・幻惑の血の香り��

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