第15話 医者の見解�� ページ12
初っ端からうどんうどん連呼してます。店主はうどんの呼吸の使い手だった…？
＋＋＋＋＋
うどん屋の店主は激怒した。必ず、かの無念無想の少女にうどんを食べさせばならぬと決意した。店主には少女が何故竹を口に咥えているのかわからぬ。店主は、生まれながらのうどん屋である。幼少の頃よりうどんを作り、うどんを啜って暮らして来た。けれども他人からのうどんの関心については、人一倍に敏感であった。
「俺はな！！俺が言いたいのはな！！金じゃねえんだ！お前が俺のうどんを食わねって心づもりなのが許せねえのさ！！まずその竹を外せ！！なんだその竹！箸を持て、箸を！！」
店主が禰豆子に差し出した箸をAが受け取り、用意されていた山かけうどんを啜る。その食いっぷりは、優雅でありながら豪快であった。それは、うどんを食い慣れたはずの店主が、思わず涎を嚥下してしまうほどである。
「ごちそうさまでした！！おいしかったです！！」
うどんを食べ終わったAはパチン！と手を合わせ、店主に礼を告げてから金を払う。店主はポッと頬を染めて「わかればいいんだよ、わかれば！！」と言って二人に手を振った。
Aは店主にもう一つ頭を下げて、禰豆子の手を握り歩き出した。
「ごめんな、禰豆子。置き去りにして…」
しょぼん、と眉を下げて謝罪するAに、禰豆子はにこにこと笑いながら首を横に振る。そして、Aの頭をそっと撫でた。Aはぽかんと口を開けていたが、頭を撫でられていることを理解すると、えへへと照れくさそうに笑って、誤魔化すように歩き出す。……と、
「わ…っ！？」
−−−グイッ！
禰豆子が急に立ち止まり、Aは慣性の法則で腕が引っ張られて、反射的に立ち止まった。
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眠いちゃん - そして走れメロス…… (2023年4月5日 0時) (
レス) id: 07b28c2f89 (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 続きが見たい… (2023年1月4日 21時) (レス) @page20 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - 璃羽雲さん» コメントありがとうございます。不定期更新ですが応援してくれると幸いです。もちろん、煉獄さんオチも書けますとも！承知致しました！ (2020年1月7日 9時) (レス) id: 616ee5bd45 (このIDを非表示/違反報告)
璃羽雲(プロフ) - いつも楽しんで読ませて頂いております！これからも頑張って下さい！煉獄さん落ちは書けますか？ (2020年1月6日 19時) (レス) id: e519b11f90 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - 青海真珠さん» コメントありがとうございます！ひぇぇそんな恐れ多い...！！！＞＜(←褒められ慣れてないから人) こちらこそ、読んでくださってありがとうございます！！！不定期ですが更新頑張ります！！！ (2019年12月8日 10時) (レス) id: 616ee5bd45 (このIDを非表示/違反報告)
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