46. 私の役目 ページ47
いち早くこの最悪の状況を理解した炭治郎は、首だけの鬼に斬りかかった。
が、あと少しのところで車内へ引っ込んでしまう。
そして、鬼はなにかを言っている
風で、何も聞こえないのだ。
鬼が何を言っているかはどうでもいいが、私は今自分のやるべき事を考えていた。
この鬼を斬る？けどどこが首か分からない。
乗客を守る？この列車全体が鬼なんて、範囲が広すぎる
そういや煉獄さんたちはまだ寝ているの？
色々なことに思考を巡らすが、考えがまとまる訳でもなかった
｢…ッもも！もも！｣
炭治郎の声さえ聞こえてなかった
ハッとして、炭治郎を見る。
どうやら、鬼は完全に列車の中へ戻ったみたいだった。
｢まずは乗客の安全が先だ!!俺とももと禰豆子で全両を守る
その中で、煉獄さん達が起きるのを待とう｣
｢うん、わかった！｣
流石長男だなとそんなことを思った瞬間。
足元がボコッボコッと音を立てて盛り上がった。
鬼かと思い、すぐに構えたが、それは違った。
｢ハハハハハ!!｣
猪の子の声だった。
そして遂には列車の屋根を突き破り、意気揚々として登場した。
その光景に、炭治郎は目を丸くした。
｢伊之助！起きてくれたのか！｣
｢あぁ！｣
炭治郎は今の状況を簡単に伊之助君にも説明した。
｢ハハハハ俺が全員まとめて守ってやる！｣
伊之助君の掛け声で、一斉に列車の中へ戻った。
列車の中は、地獄絵図のようだった。
列車の側面から、触手の様なものが伸び、今にも人々を襲おうとしていた。
私はそれを斬り、何とか阻止したが、再生が早すぎて攻撃が追いつかないのだ。
けど、炭治郎も伊之助君も禰豆子も同じ状況だと、思い出した
(このままじゃ、みんな持たない)
そう直感的に思った瞬間
ゴロゴロゴロッドーンッッ
雷が落ちたかのような、音と共に列車が壮大に揺れた。
それと、先程からずっと地響きがしている。
地響きについては、きっと鬼の弱めの攻撃だろうと思い、誰かが止めてくれるだろうとそう気にも止めていなかった。
が、今の稲妻には危険を感じた。
状況を知ろうと、私は後ろを振り向いた。
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ベリコ(プロフ) - クリッチさん» コメントありがとうございます！すごく良いですよね、煉獄さん普通に惚れますよね！同じような方がいて良かった！！ (2020年10月19日 1時) (
レス) id: b1cadfaae4 (このIDを非表示/違反報告)
クリッチ(プロフ) - 私も今日無限列車編見に行きました！！今まで観た映画で1番感動したし、煉獄さんに惚れ直しました！もう最後はめっちゃ泣いちゃって、一緒に行った友達に心配されました笑 (2020年10月18日 22時) (レス) id: 488e25022e (このIDを非表示/違反報告)
さら - お返事貰えて嬉しいです♪最後まで楽しみにしてます！！これからも応援すてます！！ (2020年7月8日 6時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
ベリコ(プロフ) - さらさん» はじめまして!初コメント、ありがとうございます!!誉めてもらって凄い嬉しいです☆本当に励みになります!!本当にありがとうございます!!そして良ければこれからもよろしくお願いします!!!! (2020年7月7日 23時) (レス) id: 5e9914cb85 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！初コメント失礼します！！このお話とっても大好きです！！お話もとっても読みやすいです！！しかも落ちが義勇さん嬉しいです！！コロナまだまだ流行ってるのでお体には気を付けてくださいね！！続き楽しみにしてます！！ (2020年7月7日 22時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベリコ | 作成日時：2020年6月26日 19時
