04. 家族の温もり ページ5
ももが一人考えていると、炭治郎が口を開いた
炭 「もももきっと笑えるよ。笑ってみて！」
もも 「え、え…こうかな？」
ももは引きつった笑顔を炭治郎に向ける。
炭 「うーん…やっぱり面白い事がないと駄目か
な…今のね、ももの顔こんな感じだよ？」
そう言って炭治郎も引きつった笑顔になる。
けど、その笑顔には少しだけ変顔要素も入っていた。
もも 「ふっ…そんな顔…してない…」
信じられない事が起きた…
炭 「え!?い、今…笑った!?俺の顔見て！」
もも 「え…？今？私？笑ったの…？」
炭 「うん！笑った……良かった!うん!本当に」
そう言って炭治郎は涙を浮かべた。
もも どうして…？
「そ…そうかな。炭治郎が喜ぶ事ではない
よ…亅
炭 「え!?(心外!)嬉しいよ…ももはもう、俺の
家族だし!俺が、ももを初めて笑わせたん
だ!すごい、嬉しい！自分の事みたいに」
もも 家族…か…自分の事みたいに嬉しい…か…
そう言われると胸が温かくなって、私
も“うれしい”
「あ…りがとう…私も嬉しい…な」
またももは自然に笑顔になっていた。
:
:
もも え…また…笑えた？こんなに簡単なこと
だったの…？
ももは初めて動かした表情筋に
初めての感覚を覚えた。
炭 「お母さん!もも…笑うようになった!今…
嬉しいって言った！」
するとももの“家族”はとんできた。
ももはまた笑顔を作って、“家族”の方を向いた
きえは泣き出してしまった。
母 「ももッッ良かったねェ…笑うの…簡単だっ
たでしょう？笑ってる方が可愛いわ！」
もも 「どうして…泣いてるの？悲しい？」
きえは固まってももを見た。
母 「そ…そうね。まだ、わからないのね。嬉し
いときにも涙は出るのよ。まぁそんなに
深く考えないで…今日笑えた事を忘れない
で。毎日生きていれば、たくさん覚える
父 「そうだよ、無理する事はないんだ。その
時の自分の感情を信じるんだ亅
もも 「うん…わかった。」
この時、ももの人生が大きく変わった。
気づくのはだいぶ後になるが。
まだ、理解できない感情もあるが、ここからの成長はとても速かった。
そして…炭治郎たちの事が大好きになって、
信用するようになった。
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ベリコ(プロフ) - クリッチさん» コメントありがとうございます！すごく良いですよね、煉獄さん普通に惚れますよね！同じような方がいて良かった！！ (2020年10月19日 1時) (
レス) id: b1cadfaae4 (このIDを非表示/違反報告)
クリッチ(プロフ) - 私も今日無限列車編見に行きました！！今まで観た映画で1番感動したし、煉獄さんに惚れ直しました！もう最後はめっちゃ泣いちゃって、一緒に行った友達に心配されました笑 (2020年10月18日 22時) (レス) id: 488e25022e (このIDを非表示/違反報告)
さら - お返事貰えて嬉しいです♪最後まで楽しみにしてます！！これからも応援すてます！！ (2020年7月8日 6時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
ベリコ(プロフ) - さらさん» はじめまして!初コメント、ありがとうございます!!誉めてもらって凄い嬉しいです☆本当に励みになります!!本当にありがとうございます!!そして良ければこれからもよろしくお願いします!!!! (2020年7月7日 23時) (レス) id: 5e9914cb85 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！初コメント失礼します！！このお話とっても大好きです！！お話もとっても読みやすいです！！しかも落ちが義勇さん嬉しいです！！コロナまだまだ流行ってるのでお体には気を付けてくださいね！！続き楽しみにしてます！！ (2020年7月7日 22時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベリコ | 作成日時：2020年6月26日 19時
