【鬼滅の刃】愛され系少女は２倍狙われている。

▼58 LOVE ページ15

【 A side 】








炭治郎「Aっ!!!」








両肩を揺すってくれていた炭治郎に、はっとして意識を現実に向ける。








『！！･･･っ、た、んじろ･･･、』



炭治郎「大丈夫だから、落ち着けA！煉獄さんたちを確認しに行こう！俺たち2人でも四両が限界だ！皆を起こしに行こう!!」



『･･････うん、わかった!!ごめんね！』








そうだ、私がパニックになってちゃダメだ･･･！
まだ何も出来てない。私もちゃんとしなきゃ。


ここで乗客の人たちをみんな守れなければ、藤榮家の名折れだ･･･!!








炭治郎「煉獄さん、善逸、伊之助――っ!!
寝てる場合じゃない!!起きてくれ頼む!!

禰豆子―――ッ!!眠っている人たちを守るんだ!!」



『お願い、起きて!!乗客の人たちを守って!!』








すると救いの声･･･伊之助の叫び声が聞こえた。


伊之助が起きてる･･･！！








伊之助「ついて来やがれ子分共!!ウンガァアアア!!猪突猛進ッ!!伊之助様のお通りじゃアアア!!」



『伊之助･･･伊之助ッ!!この汽車には安全な所はもうないの!!乗客の･･･眠っている人たちを守らなきゃいけない!!』



炭治郎「この汽車全体が鬼なんだ!!」








伊之助に駆け寄りながら、そう叫んだ。急がなきゃ･･･、もう攻撃が始まっているはず･･･！


そう思いながら急いで伊之助と汽車の中へ入ると、やはり攻撃が始まっていた。








『私は向こうへ行くから、ここはお願い!!』



伊之助「おう！この伊之助様に任せとけ!!行ってこいA!!死んだら絶対(ぜってぇ)許さねェからな!!」



『！･･･伊之助もねッ!!』

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