▼42 LOVE ページ45
【 A side 】
私は木から飛び降りて善逸さんのいる方向へ向かうと、人面蜘蛛は上から見て把握していたけど、なんとも言えない強烈な臭いが漂ってきた。
きっと炭治郎なら気絶してしまう程の。
浮いている小屋の前まで来ると、想像以上に地上からの距離があった。
『(善逸さん大丈夫かな･･･。)』
でも、浮いている小屋に善逸さんは横たわって居たはずだから小屋上に行くしかないと思い、近くの木に飛び乗ってから小屋に飛び移る。
･･･本当は小屋がぶら下がっている糸を斬ってしまおうと思ったけど、善逸さんの身体に衝撃がかかるからやめた。
横たわる善逸さんは小屋に飛び移ってすぐに確認出来た。
それと同時に善逸さんの身体を
『善逸さん、善逸さん･･･！』
いつも通り腕を軽く斬り、血を薄く開いた善逸さんの口元へと垂らすと同時に、彼の瞳に私が映った。
咄嗟に横たわっている善逸さんに抱きつくと、つうっと涙が私の頬を伝ったのがわかった。
善逸「A、ちゃん･･･？」
『そうだよ、Aだよ･･･！善逸さん山に入ってたんだね･･･。鬼、倒したんだね･･･！』
善逸「俺、頑張っ、たよ･･･。ねえ、Aちゃん泣き顔も、綺麗な、んて･･･狡いよ･･･。」
『喋っちゃ駄目･･･！毒回ってるから！
善逸さん目閉じないでね。私を見てて･･･。』
弱々しく瞬きをして、儚くも綺麗に微笑む善逸さんがどこかへ行ってしまいそうで怖かった。
「･･･もしもし、お嬢さん。もう大丈夫です。そんなに泣いていては目が晴れてしまいますよ。」
『!!』
ふわっと羽織を靡かせて小屋に着地した、隊服を身に纏った女性。
善逸さんに気を取られていたとはいえ、存在に気が付かなかったのはきっとこの女性の階級が高いという証だろうか。
しのぶ「あら、綺麗な方ですね。私は胡蝶しのぶ。この方の治療をするので少し待っていてくださいね。」
『私は藤榮Aといいます。お願いします、善逸さんを救ってください･･･！』
胡蝶「もちろんですよ、お任せください。(藤榮･･･、聞いたことがあるような。)」
･･･私は何もできない。
人を、胡蝶さんを頼ることしかできない自分に少し腹が立ってしまった。
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おいも - 666票っ…押しにくい…だが面白いので押す…ｷﾞｬｧｱｧｧｯ（謎の叫び）面白くてこの作品めっちゃ好きです！これからも更新頑張ってくださいっ！ (11月26日 14時) (
レス) id: e1a3f3b1e4 (このIDを非表示/違反報告)
sayuri - イメ画も見たいです。(我儘) (2021年10月24日 16時) (レス) @page23 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくぅ~~ - すいません間違いました前に読んだ小説にアンケートがあって。。。それの答えが出てしまいました... (2020年5月19日 13時) (レス) id: 2162db32c2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくぅ~~ - 私は�，任垢�ね…��も良いですけど... (2020年5月19日 13時) (レス) id: 2162db32c2 (このIDを非表示/違反報告)
まつり＠ - 私的に��がいい！…もしくは�� (2020年4月26日 13時) (レス) id: 268d36edb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レナート | 作者ホームページ：@renato_uratuku
作成日時：2019年7月15日 15時
