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「じゅるっ……ん、っは…!」

『……っ!』



首が、身体が、頬が、途轍もなく熱くなってる気がする。

伊之助君と一緒にハアハアと肩で息をしていると、善逸君がプンプンと効果音を付けながら此方に歩いてきた。


「何をしてんの伊之助は!その子可愛いから独り占めしないって約束しただろうが!!忘れたの?もう忘れたの?記憶力大丈夫かよ猪頭ァ!!」


ノンブレスで言い切る善逸君の背中をさすって、「大丈夫か?」と声を掛ける炭治郎君。……何だこの個性強い三人組。


「お姉さん、身体が熱いと思うが我慢してほしい。原因は俺たちの唾液にあるんだ。」

『……だ、えき…?』

「ここからは俺が説明するよ。炭治郎、ありがと。」



善逸君が私の前でしゃがんで、話し出した。


「俺たちの唾液は、人間にとっての媚 薬なんだよ。それが首から血を吸う時に傷口に入ってしまうんだ。だから必ず、切り裂くような痛みは快感にかわるんだ。

お姉さんの身体が熱くて敏感になっているのも全部、



俺たちの唾液のせいだよ。」




嘘でしょ…?

『……じゃあ私、これからどうなるの?』


私がそう問うと、善逸君はニヤリと黒い笑みを浮かべた。



「それは勿論……、俺たちの相手をする玩具になるに決まってるでしょ?」

ゾクリ、と背筋が凍った気がした。


「俺がお前の血吸った時に、お前興奮してたろ。」

『してないよ…!というか、する訳な____』

「嘘つくんじゃねえよ。下着、濡れてんぞ。」

『なっ……!!』


伊之助君に言われて、直ぐにスカートで下着が見えないようにする。……興奮なんて、してないし。

コツコツと足音を鳴らしながら炭治郎君は二人の前に立ち、私を見て笑う。


「……お姉さん。申し訳ないんだけど、もう家には返せないんだ。」

「禰豆子ちゃんの事も好きだけど、君の事も気に入っちゃったんだよね、俺。」

「何言ってんだ紋逸。コイツは俺のモンだぜ。」



私の前で、赤と黄と青の吸血鬼が笑った。














「めちゃくちゃにしてあげるよ。」



END
****
リクエストありがとうございました。

あの子が死んだ:竈門炭治郎○(リクエスト)→←▼



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おはぎ - リクです!玄弥で、Rギリギリをお願いします! (2019年12月23日 23時) (レス) id: 459b36b53c (このIDを非表示/違反報告)
孤爪実弥 - リクエストです!柱で吸血鬼Rギリギリをお願いします! (2019年11月4日 0時) (レス) id: cbfdcf06cf (このIDを非表示/違反報告)
かめれおん - アナウンサーしのぶさん・・・想像したら吹いた( ^o^)更新頑張ってください! (2019年10月31日 21時) (レス) id: 7384021fe4 (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ(プロフ) - リクエストです童磨のヤンデレが見たいです (2019年10月31日 0時) (レス) id: a9b89eb13a (このIDを非表示/違反報告)
- リクエストです!黒死牟と緑壱の溺愛見たいです! (2019年10月26日 10時) (レス) id: 9094ec668b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むうた | 作成日時:2019年6月20日 23時

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