83、煉獄杏寿郎 ページ39
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ということで新しい隊服に身を包み新しい刀を貰い鎹鴉をつけられていざ初任務へ!
と、いう訳なのだが……隣にいる奴がうるさい。
「うまい!うまい!うまい!」
あーそうですか。そんなに弁当美味いですか。そんなに美味くても黙って食ってくれよ。
今私達は任務先である無限列車に乗っているのだが、隣にいる煉獄は弁当を食べながらさっきからずっと大声で美味いと連呼している。
正直隣にいる私にとってはすごく迷惑極まりない。鬼に出会う前にこいつに殺されそうだわ。主に聴覚が。
「煉獄さん、煉獄さん」
「うまい!うまい!」
「あのー煉獄さん?」
「うまい!うまい!」
「ちょっと声抑えてもらっていいですか煉獄さん」
「うまい!うまい!」
え?無視?
それとも弁当があまりにも美味しすぎて聴こえてないのか?いやんな訳あるかーい。
さすがの私も無視は傷つくよ。ガラスのハートが割れちゃいそうだよ。嘘だけど。
「俺は君を信用していないから話しかけないでくれないか!」
「……」
やっと話だしたかと思えばこれだよ。
「…すいません。煉獄さんにちゃんと信頼してもらえるように今回の任務頑張りますね。」
こちらを見ようともしない煉獄の顔を覗き込んで困ったように笑えば煉獄は一瞬固まった後、何を思ったのか壁に思いっきり頭をぶつけはじめた。
「俺は!騙されないぞ!」
「ええ…」
頭から血を流しながらそう叫ぶ煉獄にさすがにドン引く。
何がしたいのこの人。気でも触れたか?なんかもう付き合ってられないから私は別の車両に移らせてもらおう。
そう思い席を立とうとした時、
「あ!A!」
「Aちゃん!また会えて嬉しいよおお!」
「よお!子分!」
炭治郎とその仲間達に声を掛けられた。
まさか炭治郎達までこの汽車に乗っているとは…。
大体炭治郎がいると一波乱あるから怖いんだよなあ。
「炭治郎と…その仲間達、久しぶり」
「え?!待ってAちゃん?!俺の名前また忘れたの?」
「おい子分俺の名前忘れやがったのか?」
「冗談冗談。ちゃんと覚えてるよー。それより炭治郎達はなんでこの汽車に?」
「あ!そうだ!俺、煉獄さんに用があって…」
「む!俺にか!」
話しを上手いこと逸らして4人が話始めたのを見計らって「ちょっとお手洗いに〜」と言いその場から離れる。
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たぴ(プロフ) - こたつみかんさん» とても嬉しい感想ありがとうございます…!大好きと言ってもらえて嬉しすぎて号泣してます(泣)これからも頑張ります〜! (2020年2月13日 17時) (レス) id: 8bf0134465 (このIDを非表示/違反報告)
こたつみかん(プロフ) - 最新話感動しました…!累くんに夢主ちゃん…本当に良かった…( ;∀;)この作品とても大好きです!いつも応援してます! (2020年2月12日 21時) (レス) id: 9818a33cdd (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - 瑠衣さん» わあん嬉しい感想ありがとうございます!夢主ちゃん可愛いて言ってもらえて嬉しいです…!(泣)更新頑張ります〜!! (2020年1月31日 20時) (レス) id: 8bf0134465 (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - 夢主かわいい!!すっごく面白い!更新頑張れ!! (2020年1月30日 20時) (レス) id: 343b8fe714 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - 香恋さん» 感想とても嬉しいです…!!(号泣)わああん更新すごく頑張れます!ありがとうございます!! (2020年1月26日 21時) (レス) id: 8bf0134465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たぴ | 作成日時:2019年10月21日 19時