68、嘘吐きは演じる 参 ページ24
※注意!
ここから色々と長いです。
そして色々とガバガバです。
え?ここおかしくね?とかそうはならんやろと思われるところが多々あると思います。
ふわっと雰囲気で読んでやってください。
そして引き続き夢主ちゃんがゲスいので注意。
お館様の問いに私は答える。
「私は…身内を鬼に殺されました。鬼さえいなければ私は今頃普通に家族と幸せに暮らしていたはずです。私は…家族を殺した鬼を憎んでいます。」
「…そうなんだね……君が鬼を斬ることで救える命がある。
…どうだい?鬼殺隊に入ってみないかい?」
「……!私なんかが…鬼殺隊に入ってもいいのですか……?」
お館様の言葉に驚いた表情で顔を上げる。
実際は全く驚いてはいないけどね。
まあ想定内ではある。一番良くて釈放されるか次点で鬼殺隊の保護という名の監視下に置かれるか鬼殺隊入隊を誘われるかと思ってたから。
でも本当に鬼殺隊に入れときたか。
願ってもないチャンスだ。
鬼殺隊で行動していた方が累の情報を得やすいかもしれないし。
お館様の言葉に周りはどよめいたがお館様が唇に指をあてただけで一瞬で静かになった。
「君を救ってくれた彼を殺すことになる。その覚悟はあるかい?」
「…っはい……お館様が私に鬼殺隊という居場所を与えてくれるのなら私は必ずやお館様のお役に立つことを誓いましょう。例え彼を殺すことになっても…それでもう犠牲になる人々が減るのなら…!」
ここで更にオーバーに泣く。手で顔を覆い下を向いて嗚咽をもらす。
肝心の感動場面だからね。
身寄りのない少女が死刑にならずまた新たに居場所を与えてもらったっていう感動シーンですからね。嘘泣きにも気合が入ります。
え?腐れ外道だって?そんなの今に始まったことじゃないじゃーん。
外道上等。こんな簡単な嘘に騙される方が悪いんだよってね!
でも累が悪役みたいになっちゃったのは素直に申し訳ないと思っている。
生きて帰れたらなんでもするから許して〜と心の中で土下座する。
さーてと累の情報をさっさと仕入れて落ち着いたらこんなとこトンズラしよーと。
手で覆って隠した口元がニヤリと歪む。
絶対に上手くいったと思った。
けど、
「待ってください。俺はそいつを認めることができない」
私は忘れていた。
一番厄介な奴がいたことに。
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たぴ(プロフ) - こたつみかんさん» とても嬉しい感想ありがとうございます…!大好きと言ってもらえて嬉しすぎて号泣してます(泣)これからも頑張ります〜! (2020年2月13日 17時) (レス) id: 8bf0134465 (このIDを非表示/違反報告)
こたつみかん(プロフ) - 最新話感動しました…!累くんに夢主ちゃん…本当に良かった…( ;∀;)この作品とても大好きです!いつも応援してます! (2020年2月12日 21時) (レス) id: 9818a33cdd (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - 瑠衣さん» わあん嬉しい感想ありがとうございます!夢主ちゃん可愛いて言ってもらえて嬉しいです…!(泣)更新頑張ります〜!! (2020年1月31日 20時) (レス) id: 8bf0134465 (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - 夢主かわいい!!すっごく面白い!更新頑張れ!! (2020年1月30日 20時) (レス) id: 343b8fe714 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - 香恋さん» 感想とても嬉しいです…!!(号泣)わああん更新すごく頑張れます!ありがとうございます!! (2020年1月26日 21時) (レス) id: 8bf0134465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たぴ | 作成日時:2019年10月21日 19時