拾壱ノ型─血鬼術で動くぬいぐるみ ページ11
紫耀・岸チーム
紫耀サイド
紫耀「あのぉ…」
岸「どした?」
紫耀「さっき、呼吸使えないのとか言ってごめん」
岸「だからそれもう大丈夫だよ
謝んなくてもいいって」
紫耀「でも…」
岸「俺が呼吸使えるって言ったの嘘だと思った?
じゃあ使って見せてやるよ」
岸くんはそういって
斧を取り出した
それは日輪刀の鉄と同じ成分で出来ている斧だった
岸「水の呼吸…壱ノ型 水面切り!」
ジャキン!
何かを切った音がした、と思ったらうめき声が聞こえた
ぬいぐるみ「うあああああ」
え?鬼…いたの?
いや、鬼ではないけどあれ絶対敵じゃん
岸くんあれに気づいてたの?
岸「な?使えただろ?」
紫耀「え…ちょっ…てかさ…敵が…」
岸「え?」
岸くん?え?まさか敵斬ったの気づいてないの?
岸「わー!ほんとだー!なんか知らんうちに敵斬ってたー!」
紫耀「え?気付いてたから…斬ったんじゃないの?」
岸「いや全然気付いてなかったけど」
うそぉ!じゃあたまたま!?
それとも…無意識に?
無意識だったらヤバイなぁ…
紫耀「てかさ、さっき岸くんが斬ったぬいぐるみみたいなやつ、血鬼術で動いてたよね?」
岸「うん」
紫耀「だからさ、意外と鬼近いかもよ」
岸「確かに!じゃあこの辺念入りに捜索しよ」
紫耀「うん!」
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作者名:秋麗司 | 作成日時:2023年7月4日 18時