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4話:覚悟 ページ6

上参「ッ!!(しまった!)」



猗窩座は森の方へ逃げ出した。追おうとしたが、腹部の出血のせいで動けない。



隣の彼女を見ると、彼女もまた露出していた頭の部分が焼け出していた。慌てて帽子を被っている。



煉獄「クッ…」



目眩がして、そのまま膝をつく。



彼女は帽子を被ってから、再び猗窩座を追おうとしたが、その時には猗窩座の姿は無かった。

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奏子side


『クソっ!』


上弦の参の姿が完全にいなくなってしまったのを確認してから、地面に拳を叩きつける。(手袋してるんで焼けません。)



頭がやけ始めたことなど気にせず、刀を振っていればあいつの頸は斬れたはずだ…!!



なんで逃しちゃったんだ、私…。



くそっ、嘆いてても仕方ない、切り替えよう。



深呼吸して煉獄さんの方に向き直る。



『煉獄さん、怪我の方は…』



煉「致命傷ではないが…これは、柱を引退することになるだろうな。…それより君は?」



『私のことは後で話す事になると思います。ただ、絶対に人は食いません。このことは絶対です。』



そこに、炭治郎と猪の子が駆け寄ってきた。私は引いた方がいいかな。お館様に報告しに行かないと。



炭「煉獄さん!怪我…」



『隠が来るのを待った方が良いよ。それと、私は先に失礼するね。炭治郎、悪いけど隠の人たちには、私のことは秘密にしておいてくれるかな?煉獄さんにも、お願いします。』



炭「…分かりました。」



煉「…分かった。また君とは話せるのだな?」



『はい。では失礼します。』



挨拶をしてから走り出す。早くお館様のところに向かわないと…!



上弦の参が現れたこと、それから、私が鬼だということが、柱にバレてしまったこと。



最初は、バレずに戦うつもりだったんだけど…ていうか、いつもはバレないんだけど…。どうしてバレたんだろう。



どっちにしろ、私は近いうちに、鬼柱であるということを、行冥さん以外の柱に伝えなければならなくなるだろう。鬼であることを、認めてくれるかが1番の問題だよな。



覚悟を決めよう。がんばれ私←



そんなことを延々と考えながら、私は走り続け、何故か、移動中の私の頭の中には、家族が襲われ、人生がぐるりと変わったあの日を思い出していた。

5話:過去→←3話:初・現炎柱との会話



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じゃんみく(プロフ) - 月花月さん» 最近更新遅めになってしまっているので、近々更新します!!コメント&応援ありがとうございます! (2020年6月26日 13時) (レス) id: eec2b385f7 (このIDを非表示/違反報告)
月花月 - 続きが楽しみです、頑張って下さい (2020年6月26日 11時) (レス) id: 31b75cec07 (このIDを非表示/違反報告)
じゃんみく(プロフ) - 蒼歌さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年6月6日 7時) (レス) id: eec2b385f7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼歌(プロフ) - 続き楽しみです!更新頑張ってください! (2020年6月6日 2時) (レス) id: d00a66556b (このIDを非表示/違反報告)
じゃんみく(プロフ) - 鮭大根になりたいさん» うわあぁ、すみません、途中からお館様の「私が」が「僕」になっていました...。ご指摘ありがとうございます!!修正させて頂きました!応援ありがとうございます!頑張ります! (2020年5月25日 22時) (レス) id: eec2b385f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じゃんみく | 作成日時:2020年5月2日 16時

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