30話：〇 ページ33
任務内容は簡単なものではあったが、柱2人でとりかかったので、案外早く終わった。
それぞれの屋敷に帰る途中、美味そうな甘味のある甘味処を発見したので、2人で入ることにした。
『これおいしー！杏寿郎のは？！』
杏「うむ！とても美味いな！」
『いいとこ見つけちゃったな〜！無一郎とか、今度連れてきてみようかな…』
杏「時透少年とは上手く話せるようになったようだな！」
『そうなの。色々あったんだけど、最終的には無一郎って呼んでもいいよって言ってくれて。』
杏「そうなのか！仲が良いのは良い事だな！他の柱達とも同じように解決出来ると良いのだがな！」
俺がそう言うと、岡田は俯いて、
「そうなんだよね…。出来るだけいつも通りに接したいとは思ってるけど、なかなか難しい所があるからね…。」
と言う。そして。思いついたかのように顔を上げると、
『ねえ、杏寿郎って初めて私と会った時は戦闘中だったじゃない？私を仲間とみなすかどうか…咄嗟の判断が必要だった所だけど、どうして信じてくれたの？』
と言った。
ふむ。
どうして信じることが出来たか、か…。
杏「理由の1つとして、あの時戦っていた相手が上弦の参だったことが挙げられるな！上弦相手に、柱1人の状態だったから、少しでも勝算のある戦いにしたかった！」
俺の言葉を聞いて、岡田は納得したように頷く。
『なるほどね…。』
杏「だが、あの時は、何かお前の執念のようなものを感じたな！」
『執念？』
オウム返しをする岡田に頷く。
杏「ああ！お前は、鬼の中でも、かなり強い部類に入る！あの上弦の参と同じく、お前も警戒しなければならない対象だったはずだ！しかし、あの時の岡田には、鬼に対する強い憎しみを感じた！」
『…うん』
杏「お前が自分と同じであるはずの鬼を敵と認識していたこと、その敵がとてつもなく憎いこと、このことが、お前の怒りの叫びから読み取れたのだと思う！」
『…うん』
杏「だから俺はお前を信じることが出来たのだと思うぞ？」
岡田は逡巡してから答える。
『確かに、私は鬼が憎いよ。家族を、殺されてるわけだし…。…じゃあ、それが私を信じてくれた理由なんだ。ありがとう、杏寿郎。』
杏「ああ！」
-------❁ ❁ ❁-------
どうも、作者のじゃんみくです。
遅くなって大変申し訳ございませんでしたァ！！！！
最近忙しくて…落ち着いたら鬼のように更新します！
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じゃんみく(プロフ) - 月花月さん» 最近更新遅めになってしまっているので、近々更新します！！コメント＆応援ありがとうございます！ (2020年6月26日 13時) (
レス) id: eec2b385f7 (このIDを非表示/違反報告)
月花月 - 続きが楽しみです、頑張って下さい (2020年6月26日 11時) (レス) id: 31b75cec07 (このIDを非表示/違反報告)
じゃんみく(プロフ) - 蒼歌さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年6月6日 7時) (レス) id: eec2b385f7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼歌(プロフ) - 続き楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年6月6日 2時) (レス) id: d00a66556b (このIDを非表示/違反報告)
じゃんみく(プロフ) - 鮭大根になりたいさん» うわあぁ、すみません、途中からお館様の「私が」が｢僕｣になっていました...。ご指摘ありがとうございます！！修正させて頂きました！応援ありがとうございます！頑張ります！ (2020年5月25日 22時) (レス) id: eec2b385f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃんみく | 作成日時：2020年5月2日 16時
