38 ページ5
冨岡side
彼女は、強い━━━━━━━━━━━━━━━━━
彼女の強さには、いつも感心させられる。
以前、合同任務で下弦を斬った時は、彼女はもう既に柱の座にいて、俺がまだ柱では無い頃だった。
彼女に初めて会った時、よく分からない、という印象を抱いた。
柱だと言うのに、威厳を感じない。というか、何も感じられない。
何を考えているのか分からない。
どことなく不気味な雰囲気を感じさえした。
しかし、彼女との合同任務で、その印象は吹き飛んだ。
とても速かった。柱とはどういうものなのかを見せつけられたようだった。
俺が刀を抜く前にはもう、鬼の首が落ちていた。
俺は、彼女が動いたことすら感じられなかったのだ。
彼女は、俺以上に感情の欠落が激しい。
あらゆる感情が欠落しているため、今まで俺は、彼女が何を考えているのか、本当によく分からなかった(それは俺もそうなのかもしれないが)。
しかし、その時の彼女は、初めて�狹椶雖瓩箸いμ召隆蕎陲鮓�せた。
顔こそ無表情だったのだが、彼女の周りには殺気が溢れ、目は鋭く
その殺気は、俺さえも殺されるのではないかと思わされるほど、強いものだった。
俺が声をかけると、ふと我に返ったかのように、雰囲気も、目も、元の無感情な、何の覇気もないものに戻ってしまった。
━━『…すまない、取り乱していた』
それでも、あの時確かに、彼女には感情があった。
それが分かっただけで、今までとは彼女を見る目が嘘のように変わった。
それまでは、彼女と俺は違うと思っていた。
それからは、彼女と俺には通ずる部分があるのだと、思うようになった。
無表情である理由。無感情で�爐△蹐Δ箸垢覘疝�由。
しかし、その強さは、彼女の方が俺よりも圧倒的に強かった。
だから、俺も頑張ろうと思えた。
姉1人、友1人、守ることの出来なかった俺でも。
あそこまで行けると思えたから。
そして今世。
彼女は俺たちの元に、だいぶ遅くはなったが、戻ってきた。
USJでの彼女は、�犖橘抬瓮▲ぁ�
我に帰ったあとは、�犧�木�瓮▲い世辰拭�
彼女が�犖橘抬瓩里泙泙任△辰燭覆蕁�俺はこの想いを彼女に打ち明けることは、絶対になかっただろう。
なんの縁なのか、見合いという形で再会が正式に成立したが━━━━━━━━━━━━━━━
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 110人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
じゃんみく(プロフ) - 鄰さん» 久しぶり！それは...もう大丈夫なの？！こっちは全然気にしないでいいよ〜相変わらず亀更新でやってますので...！好きな時に来てね〜！ (2021年3月22日 7時) (
レス) id: 961bfcbea0 (このIDを非表示/違反報告)
鄰 - じゃんみくさん» じゃんみくさん、レスできてなくてごめんね。なんかパソコンがウイルスにやられちゃったみたいで、いじってたんだ。スマホ持ってないし、占ツク見れなくて焦ったんだけど、いじりにいじって、なんとかウイルス駆除？できたんだ。これからも応援するね。長文でごめん！ (2021年3月22日 3時) (レス) id: 6808633ea0 (このIDを非表示/違反報告)
じゃんみく(プロフ) - 鄰さん» 久しぶり！受験お疲れ様です！書きたいとこまで来れたからじゃんじゃん更新しちゃってるんだ...！2週間後にテストがあるから、それが終わったらまた更新できると思う。応援ありがとう、頑張るね！！ (2021年2月20日 9時) (レス) id: 961bfcbea0 (このIDを非表示/違反報告)
鄰 - じゃんみくさん» じゃんみくさん！久しぶりー。私、受験期間だったから、全くお話チェックできてなかったんだけど、とっても進んでてびっくりしたよ。私も、応援頑張るね。 (2021年2月19日 23時) (レス) id: 6808633ea0 (このIDを非表示/違反報告)
鄰 - じゃんみくさん» うん！これからも、じゃんじゃん、応援していくね！ (2021年1月3日 14時) (レス) id: 8a56d076e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じゃんみく | 作成日時：2020年8月25日 8時
