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出発まであと30分。
最初は荷物だけ置いて軽く筋トレでもしてから出ようと思っていたから、時間はまだまだ余っている。
母「でも…その日を境に姉はおかしくなったの。
いえ、多分あの男性と出会った時から、彼女はおかしくなったんだと思うけど…」
『おかしくなったって、具体的にはどんな…？』
母「前世の存在について…話すようになったの。」
『！』
母「もちろん、周りは聞かなかったわ。信じなかった。悪い夢でも見たのだろうって。
だから彼女は、次第にそのことを話さなくなった。
でも、私にだけは、ずっとその話をしていたの。」
『母さんにだけ…』
母「そう。色んなことを、話してくれた。前世は大正時代で、両親に紹介していたあの男性と、瓜二つで性格も同じ旦那さんがいたこと。
その男性と前世の旦那さんが同一人物であること。彼にも記憶があること。」
恐らく彼女は、前世の旦那との再会を果たしたところで、記憶が蘇ったのだろう。私達と同じように。
『…それで？』
母「可愛い娘も、1人いたそうよ。黒髪で金眼の、姉によく似た女の子。
比較的裕福な家庭で、3人で、幸せに暮らしていたんだって。」
『…』
大正時代。黒髪。金眼。
母「でもね、ある時、赤い目をした化け物に殺されてしまったんですって。」
『！』
母「幼い娘を遺して。…彼女が言うにはね、今世に生まれたのは、彼女と、彼に、未練があったからではないかと…そう言うのよ
娘を残してしまった未練。」
『…未練』
母「…流石にもう時間がないから、掻い摘んで話すわね、詳しいことは帰ってから…展開が急だけど、許してね。
━━━━私と彼はね、その子のために生まれ変わったの。でも、またその子の顔を見ることは出来ないみたいね。ねえ舞衣、私、もう少しで居なくなるから、だから、貴方の子供に、アイって、名付けて欲しいの。彼女は私達の前世の子よ。アイを、よろしくね。
…そう姉は言って、その翌日、本当に消えた。」
『…！！』
何を言っているのか、一瞬理解できなかった。
でも、それが間違いなく、前世の母であることは間違いないようだった。
信じられるか否かはまた別の話だが。
母「本当に、消えたのよ…存在ごと」
そして母がまたこんなことを言うものだから、私の頭は余計混乱する。
母「姉と、その彼のことを覚えているのは、私だけなのよ」
話の方向性迷子やん By作者
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じゃんみく(プロフ) - 鄰さん» 久しぶり！それは...もう大丈夫なの？！こっちは全然気にしないでいいよ〜相変わらず亀更新でやってますので...！好きな時に来てね〜！ (2021年3月22日 7時) (
レス) id: 961bfcbea0 (このIDを非表示/違反報告)
鄰 - じゃんみくさん» じゃんみくさん、レスできてなくてごめんね。なんかパソコンがウイルスにやられちゃったみたいで、いじってたんだ。スマホ持ってないし、占ツク見れなくて焦ったんだけど、いじりにいじって、なんとかウイルス駆除？できたんだ。これからも応援するね。長文でごめん！ (2021年3月22日 3時) (レス) id: 6808633ea0 (このIDを非表示/違反報告)
じゃんみく(プロフ) - 鄰さん» 久しぶり！受験お疲れ様です！書きたいとこまで来れたからじゃんじゃん更新しちゃってるんだ...！2週間後にテストがあるから、それが終わったらまた更新できると思う。応援ありがとう、頑張るね！！ (2021年2月20日 9時) (レス) id: 961bfcbea0 (このIDを非表示/違反報告)
鄰 - じゃんみくさん» じゃんみくさん！久しぶりー。私、受験期間だったから、全くお話チェックできてなかったんだけど、とっても進んでてびっくりしたよ。私も、応援頑張るね。 (2021年2月19日 23時) (レス) id: 6808633ea0 (このIDを非表示/違反報告)
鄰 - じゃんみくさん» うん！これからも、じゃんじゃん、応援していくね！ (2021年1月3日 14時) (レス) id: 8a56d076e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃんみく | 作成日時：2020年8月25日 8時
