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ページ9

『_____私は






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鬼…鬼舞辻に仕えていた“元”上弦です。』






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鬼…?確かに彼女から人間の匂いはしない。でも、鬼のような腐った匂いは微塵もしなかった。






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『…いつも貴方は私が鬼と言うと必ず一歩下がって、大きく目を見開きますね。






やはり142年経っても貴方は貴方なのね』






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行動を読まれた…いや、知っていたのか。何度も繰り返してきたような口振りになんとなく安堵した。






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炭「名前、お名前を教えて頂けますか。俺は貴方をもっと知りたい。」






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炭「俺は竈門炭治郎と言います。こんな俺で良ければ…貴方ともっと話がしたい。






満月の夜…丑の刻に、また此所で。」






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彼女の髪に風が触れて、静かに靡いた。





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『…私の名前はAと申します。






鬼舞辻に付けられた名前ではなく、貴方…炭治郎様が名付けて下さりました。』






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嗚呼、もうすぐ朝が来る。Aさんは帰らねばならない。






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『炭治郎様。また満月の夜…丑の刻ですよ。また沢山お話しましょうね』






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水平線から日が昇る。






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振り返ると、もう彼女は居なかった









ーーーーーキリトリーーーーー
作者です。


ONEPIECE小説で大人気作者リキュール様と

鬼滅の○○してみた系の小説を近頃出す予定です

ごめんよ善逸→←夜



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- 肆の型は打ち潮ですよ。水車は弐の型です (2020年3月20日 18時) (レス) id: 857c4ecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - 凄く面白かったです。続き楽しみにしています! (2020年1月3日 22時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綿埃蜘蛛 | 作成日時:2019年9月9日 17時

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