検索窓
今日:21 hit、昨日:62 hit、合計:164,213 hit

居候先 ページ17

「Aさんはこちらの世界では
家族がいないと言う事になりますね。
これからどうしましょうか?」


「あ…」


そうだった、いつ帰れるか分からないのに
家がないんだった。
おばあちゃん心配してるよね。

どうしよう…。


「これも何かの縁だ。
弟も心配していたから俺の屋敷に来るといい。
話し相手になってやってくれると俺も助かる。」


「え、煉獄さんちに?」


「うむ、嫌か?」


「え…あ、嫌じゃないです。
逆に迷惑じゃないですか?」


「む? 君に来て欲しいと言っているのだから
迷惑なら誘わないぞ!」


「はい! ありがとうございます。
お世話になります。」






帰る前に胡蝶さんに声をかけられた。


「Aさん、これ。
お古で申し訳ないけど、その服では目立つから
これを差し上げます。
煉獄さんのお屋敷に行く前に着替えますか?
あと櫛や下着などは一度も使っていないものが
あったから良かったら使って。」


綺麗な色の着物や帯、履き物が竹籠の中に
これでもかと詰め込まれている。


「え?! こんなに? でも…」

「いいの、使って。」

「胡蝶さ〜ん、嬉しいっ!
ありがとうございます。
すっごい優しい!! やっぱり大好きっ!!」

思わず抱きついちゃった。


「しのぶちゃんって呼んでもいい?」

あまりに嬉しいのと、若干顔を赤くしている
胡蝶さんが可愛くてつい友達みたいに言ってしまった。

「もちろん、じゃあ私もAちゃんって
呼びますね。」
とニッコリ微笑んでくれたしのぶちゃん。


「うん、嬉しい! 敬語もなしね。」



あの後しのぶちゃんに着物の着方を
教えてもらいながら着替えた。

30分くらいしか経ってないと思うけど
しのぶちゃんとの距離が一気に縮まり
キャッキャッ笑いながら
煉獄さんの待つ部屋に向かった。

女子トーク→←告白 煉獄side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
182人がお気に入り
設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年12月25日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。