【鬼滅の刃】貴方との幸せな未来にむけて (ページ16)

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告白　煉獄side ページ16

話し終えた後に、彼女は不安そうに
俺達を見ている。

両手をぎゅっと握り合わせているが
膝の上で微かに震えている。

街中で走っていた彼女。
立ち止まりキョロキョロしていたな。
あの時彼女はこちらに背を向けていたが
不安で仕方なかったであろう。
まだこんなに幼いと言うのに。

「そうだな、一度お館様に相談した方がいいだろう。
A少女、さぞかし不安であっただろう。
一人でよく我慢したな、えらいぞ。」

そう言うと俺はいつも千寿郎にしているように
彼女の頭を撫でた。
千寿郎はいつも俺の手は安心すると
言っているからな。

「…っ、信じてくれて…ありがとうごさいます！」

「Aさん、私は残念ながら虹柱という
話を聞いたことがないんです。
煉獄さんはご存知ですか？」

「む、俺も聞いたことはないな。
何かの柱の派生からできたものだろうか。」

そうだな、俺も虹柱は
聞いたことがない。
父親からもそんな話は聞いていないな。
もっと昔の話だろうか。

「Aさん、今おいくつですか？」

ん？胡蝶が突然年齢を聞いている。
どうした？

「17歳です。」と彼女が答えた。

！！！
「17となっ？！」

俺とそう変わらないではないかっ！

勝手に千寿郎より少し上くらいかと
思っていた。

歳が近いと分かると、彼女の頭を
撫でていた事が急に恥ずかしくなり
慌てて手を引っ込めた。