検索窓
今日:1 hit、昨日:16 hit、合計:15,891 hit

3 ページ4

.




.





玉壺とは、仲が良い方だと思う。





彼の " 作品 " は俺には無い感性から作られるもので、とても興味深く筆が進むのだ。だからたまに玉壺の元に行き作品を見せてもらっている。





今回も 面白い作品 が見られそうだ、と俺の中の勘が働き、交渉しにいった。





「しかし、無惨様は、、、」






『大丈夫、俺は眺めているだけだから。


久しぶりに玉壺の作品見たいんだよ〜、最後にみたのは10年前かな?


ね、いいでしょ!』







壺から顔を覗かせる玉壺を、見下ろしながら言うが、玉壺はおずおずと黙り込んでいるだけだった。







『、、、ちぇー、わかったよ。



今回は諦めるよ。』








お腹すいたし、と立ち上がると、「またの機会に、、、!!!」という玉壺の声が聞こえた。







.






それからまもなくして、なんと黒死牟が俺の屋敷を尋ねてきたのだ。







いつも通り、絵を描いたあと片付けをしていたら、何故か目の前にいた。うげ、と苦い顔をしつつも『な、なに』と声をかけてみる。







「A、、、お前は、何故序列を嫌う、、、



序列の乱れが起こるのは、、、Aが数字を貰わないことも関係している、、、




猗窩座も、気に食わないようだ。」








黒死牟の言葉に顔を顰める。




上弦だが、俺は数字を貰っていない。というのも、序列がどうこうとか、そういうものがすごく嫌いで頑固として貰っていないのだ。




俺は自由に、好きに絵を描ければそれでいいのに。






『嫌だからだよ。何度言えばいいのさ。



黒死牟もいい加減に、、、』






ぼと、と俺の右手が切り落とされるのと同時に、部屋に飾られていた絵が切り刻まれた。





ギュルン、と右手を再生させ黒死牟を睨みつける。







『何。あんたも俺の作品になってもいいんだよ。』







「、、、失礼する。」







ふっと、黒死牟は姿を消した。







辺りに散らばった絵を見回す。どれも古い絵だったからもういいか、と思いながら紙をかき集めた。








そこで、ある事をおもいついた。








『そうだ、新しい絵を描きに行こう。




ふふ、こっそり着いて行ったらバレないよね。玉壺だし!』








"例の情報"を確定させた玉壺と半天狗が向かった場所に、こっそりついて行こうという作戦であった。








真っ白な紙を何枚か手に持ち、早速彼らの元へ向かった。







.



.

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (85 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
174人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

胡蝶有希(プロフ) - 完結おめでとうございます!!この作品大好きで、何度も読んでました!!また何かの作品でお会いできることを楽しみに待っております!!お疲れさまでした!!(^^) (6月7日 10時) (レス) @page25 id: 90be65bd07 (このIDを非表示/違反報告)
こけこっこー - 鬼滅と男主って最強じゃぁないっすか…しかも夢主超好み…更新待ってます!! (6月3日 22時) (レス) id: ad3ffaf6ef (このIDを非表示/違反報告)
ミチルンルン(プロフ) - 更新楽しみにしてます✨ (2023年4月29日 23時) (レス) @page10 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:成瀬 | 作成日時:2023年2月5日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。