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琵琶の音が鳴ったにも関わらず、景色は変わらず自室のままであった。
しかし、かなりの数の人間、、、鬼殺隊の気配を感じ取った。下弦程度の力を持たされた鬼もたくさん居るようだ。
童磨と猗窩座、黒死牟に鳴女。今生きている上弦の鬼の気配も感じ取ったため、近くにいるだろうと判断。
恐らく、ここは無限城。無限城に集められた俺たちは、鬼殺隊を迎え撃て、ということだろうか。
襖を開けると、予想通り無限城の景色が広がっていた。更に目を凝らして見てみると、無惨様が肉の塊のような形になっていることも確認。あの中で回復しているのだろうか。どちらにせよ、あの様な姿では戦えないだろう。
襖を閉じて、部屋に座り込む。
『5、、、いや、30、かな、、?』
こちらへ近づいてくる気配を感じ取った。30人ほどの鬼殺隊が近づいて来ている。柱はいなさそうだ。
しばらくすると、カラカラ、と襖を開く音が聞こえた。予想通り30名ほどの鬼殺隊がこちらの様子を伺っていたが、俺の瞳を見た途端、息を飲んだのがわかった。
『はじめまして、俺はA。
君たちを、待っていたよ。』
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『お、童磨のところに強いひとが行ったのか、、柱かなぁ。
いいなぁ、俺のところにも来ないかな。なーんか物足りないんだよね。
ここに、柱を混ぜれば完成なんだよなあ〜』
うーーーん、と描き途中の絵を見ながら呟く。
『結局56人くらいだったけど、物足りないな。』
筆をくるくると手の上で回しながら考え込む。
その間に、童磨と黒死牟、更には猗窩座までやられてしまったことは、無惨様が復活するまで気づくことが出来なかった。
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胡蝶有希(プロフ) - 完結おめでとうございます!!この作品大好きで、何度も読んでました!!また何かの作品でお会いできることを楽しみに待っております!!お疲れさまでした!!(^^) (6月7日 10時) (レス) @page25 id: 90be65bd07 (このIDを非表示/違反報告)
こけこっこー - 鬼滅と男主って最強じゃぁないっすか…しかも夢主超好み…更新待ってます!! (6月3日 22時) (レス) id: ad3ffaf6ef (このIDを非表示/違反報告)
ミチルンルン(プロフ) - 更新楽しみにしてます✨ (2023年4月29日 23時) (レス) @page10 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:成瀬 | 作成日時:2023年2月5日 18時