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61 冷静に ページ17

反撃しようとする槇寿郎さんの拳が

炭治郎に届く前に


『もう 二人とも落ち着いて!!』


槇寿郎さんの拳と炭治郎の拳を

間に割って入って止めた


「禰夜 退け! この人は 煉獄さんを!」


『わかったから落ち着いて』


もう呆れて ヒュゥゥゥと息を吸った


空気は凍る


私の呼吸は周りを凍てつかせる


少しは頭を冷やしてほしい


炭治郎は諦めたのか拳を下ろした


その瞳からは涙が溢れ出している


わかる 悔しいのは痛いほどわかる


あの場面で動けなかった私たちが思うことは


皆同じだ


「…禰夜か」


槇寿郎さんはやっと気づいたのか

少し落ち着いたよう


『思い出してくださいましたか』


煉獄さんは拳を下ろすと

ふん と言って何処かに行ってしまった


『はぁ… もう気持ちはわかるけど

元柱の槇寿郎さんに

突っ込んでいくとか本当やめてほしい』


「…すまない」


何処かへ言ってしまった槇寿郎さんを見送って


『千寿郎くん久しぶり』


そう笑いかければ困ったように笑い返してくる


「お久しぶりです 中へどうぞ」


掃除をやめ 中に案内してくれた

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作者名:癒姫 | 作成日時:2019年8月13日 11時

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