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59 煉獄家 ページ15

煉獄さんの生家に着いて

表で掃除をしていた千寿郎くんに声をかけていると

玄関から聞こえた怒声に俺は絶句した


「やめろ!どうせ下らんことを言ったんだろう

たいした才能も無いのに剣士などなるからだ

だから あんなことになるんだろう!

くだらない… 愚かな息子だ 杏寿郎は!!」


どうしてそんなこと言うんだ

父親なのに


「人間の能力は生まれた時から決まっている

才能あるものは極一部 あとは有象無象

何の価値もない塵芥だ!!

杏寿郎もそうだ 大した才能は無かった」


そんな言い方…


「…ちょっと!

あまりにも酷い言い方だ

そんな風に言うのはやめてください」


父親だとしても

そんなことを言うこの人に腹が立った


「何だ お前は 出て行け うちの敷居を跨ぐな…」


「俺は鬼殺隊の…」


その時 煉獄さんのお父さんは何かに驚いて

持っていた酒を落とした


バリン と音が響き


「…… お前… そうかお前…」


そう言いながら近づいてくる


「!?」


「"日の呼吸"の使い手だな? そうだろう!!」


「"日の呼吸"? 何のことですか?」


その瞬間 張り倒されそうになっていた


俺は反応出来ず

そのまま 張り倒される覚悟をした時



『いきなり殴りかかるのはよくないと思います!』



そう言って 煉獄さんのお父さんの手を掴んで


俺の前に立っていたのは 禰夜 だった









→(炭治郎sideでした)

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作者名:癒姫 | 作成日時:2019年8月13日 11時

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