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78 善逸は… ページ33

定期連絡の時間


約束の場所に 嘴平くん 炭治郎 宇髄さんはいた


昨日の時点で宇髄さんとは合流し

説明はした


そして 聞かされたこと


「善逸はこない」


炭治郎と嘴平くんは驚いた表情を見せる


『ゲホッ ゲホッ

我妻くんは昨日から連絡が途絶えた』


「禰夜!どうした!鬼にやられたのか!?」


『炭治郎 少し静かにするんだ』


急に喋ろうとしたせいか

昨日の怪我から噎せてしまう


「俺は嫁を助けたいが為に

いくつもの判断を間違えた

お前らはもう"花街"から出ろ 階級が低すぎる

禰夜 お前もだ その怪我じゃあダメだ」


なんでそんなこと言ってくれる

ここまで引っ張り出しといて


「消息を絶った者は死んだと見做す

後は俺一人で動く」


『宇髄さん ここにいるのは上弦の可能性があります

たとえ宇髄さんでも一人では行かせません

仮にでも私は柱です

お館様からも任務として受けている

出て行くつもりはありません』


宇髄さんはいつもとは違う様子だった


「宇髄さん 俺たちは…!!」


炭治郎が口を開いた瞬間

すぐにそれを遮った


「恥じるな

生きてる奴が勝ちなんだ 機会を見誤るんじゃない」


そう言って立ち上がった

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作者名:癒姫 | 作成日時:2019年8月13日 11時

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