126 古びた刀 ページ34
「禰夜はどうだったんだ?」
ふと炭治郎は小鉄に問う
「初めは受け流すのにいっぱいいっぱいだったよ」
禰夜でもこの絡繰人形の攻撃を受け流すことが
限界だった
だが 小鉄の分析力が加わり
禰夜の動きは格段に上がる
禰夜も炭治郎と同じく
匂いで次の攻撃を予知していた
元からあったその能力が
絡繰人形を相手にすることでもっと正確になる
段々と反撃するようになり
禰夜はこの絡繰人形を
壊さないように相手取ることすら
できるようになった
「あの人はすげぇよ
あの短期間で格段に動きも上がった 」
「そうか 教えてくれてありがとう
俺も頑張るぞ!」
再び気合を入れた炭治郎は鍛錬を再開した
そして段々と攻撃に対応できるようになり
渾身の一撃を振ろうと炭治郎が動く
だが 壊れてしまう と躊躇う炭治郎に小鉄は叫んだ
「斬って──!!!壊れてもいい!!
絶対俺が直すから!!」
小鉄は思う
炭治郎さんは人が良すぎる
そこで躊躇ったらダメだと
でも俺は そんな炭治郎さんだからこそ
死なないで欲しい
誰よりも強くなって欲しい!!! と
そして炭治郎の振るう刀は人形の頸に振り抜かれる
受け身を取れずに地面に落ちる炭治郎
それを心配する小鉄
そんな中
ピシッ と音を立て
ガラガラと人形が崩れ落ちた
その中から現れたのは
300年ほど前の物だと思われる
"刀"だった
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作者名:癒姫 | 作成日時:2019年8月24日 12時