幸せのかたち【不死川実弥】 (ページ14)

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12話不死川side ページ14

お味はどうですか？と不安そうに聞いてくるA。

不｢心配すんなァ。ちゃんとうめぇよ。｣

よかった...と安心したような表情で飯を食べ始めたA。

『実弥さんもお料理お上手ですね、すごくおいしいです。』

どうやって作るんだろう...って考え始めたA。

不｢そんな言うんだったら今度教えてやるよォ。｣

『え、いいんですか？ありがとうございます！』

そういやAはいつまで俺に敬語を使うんだろうかァ。恋仲になったのだから、気にすることもないだろうに。

不｢そういえばよォ、お前いつまで俺に敬語使うんだァ？｣

『え、えーと...』

急な問いかけにあたふたし出すA。

かわいい...じゃねェ。

『実弥さんは歳上ですし...立場的に上の人だから敬語外せって言われても無理です～』

不｢あァ？もう部下じゃねぇだろォ。｣

『いや、まぁ...そうなんですが...』

無理なものは無理なんです～と悶えてるA。

慣れてきたらでいいかァ。あんまり言わねぇけど...本当に可愛いんだよなァ。

そうだァ。Aはもう鬼殺隊から抜けた。俺がしっかり守ってかねぇといけねェ。

不｢A、俺は鬼狩りだからよォ。永遠を約束することはできねェ。でも、俺が生きてる間はお前を守るからなァ。｣

『ありがとうございます。あ、でも...』

不｢でも、なんだァ？｣

『自分を傷つけるのはやめてくださいね。』

元々俺の戦い方を好まないA...そんな不安な顔させたいんじゃねぇ。

不｢善処するゥ。｣