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ウオオオオオ
隊士たちの喜びの雄叫びが、朝の市街地に響き渡った。
涙を流しながら肩を抱き合う隊士たち。
すぐさま、怪我人の救護に回る隠たち。
「氷柱様!!しっかりしてください、、!」
体に出来た傷の止血をしつつ、涙を流しながら隠はいう。
「だ、いじょぶ、、げほっ」
体の力が一気に抜け、青空を仰ぐ。
やっと、終わったんだ。
長かった、本当に、長かった。
「実弥と、ぎゆ、他のひとたちは、」
「風柱様と、水柱様は先程意識があるのを確認致しました、、!!
他の、柱様たちは、」
「、、、そっか、」
虚ろな目で隠の言葉を聞く。意識が朦朧としている。ねむい、寝たい。もう休みたい。
ふ、とまぶたを閉じた瞬間
「動ける者ーーーーっ!!
武器を持って集まれーーーーーっ!!」
義勇の声が、響き渡った。切羽詰まった叫び声に目を開け、刀をもって素早く立ち上がり、走り出した。
「炭治郎が鬼にされた、太陽の下で固定して焼き殺す!!
人を殺す前に炭治郎を殺せ!!」
義勇の元へ行くと、日陰に逃げようとする炭治郎の姿をとらえた。失ったはずの左手は再生し、歪な形をしていたはずの頭部も綺麗に元通りになっていた。
炭治郎くんは義勇の腕を振りほどき、獣のような顔で俺たちを見た。
「うそだろ、」
絶望だ、
もう、みんな戦えない。
動けるのは、俺たちだけだ。
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まし(プロフ) - 素敵な物語でした!! (2022年6月16日 1時) (レス) id: f16da9e902 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬(プロフ) - 腐腐腐さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります(*´˘`*) (2021年10月8日 10時) (レス) id: a57550cc67 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - めっさ好きです!続き楽しみに待ってます! (2021年10月6日 18時) (レス) @page1 id: c7cac8184e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:成瀬 | 作成日時:2021年10月5日 0時