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炭治郎くんは、無事に人間に戻ることが出来た。




俺はあの後すぐに意識を失ってしまったため、その話を聞いたのは3日後だった。




ぺこぺこと頭を下げる炭治郎くんを前にし、優しく微笑みかけた。






「____今思えば、君が鬼殺隊にきてから始まっていたのかもね、この戦いは。



本当にお疲れ様、そしてありがとう。」





「はい!!Aさんも、お疲れ様でした、、!」





彼の素敵な笑顔と、妹のかわいらしい笑顔をみて、ほっと息をついた。












それから、3ヶ月後。




桜が満開に咲き誇るこの日。最後の柱合会議が行われていた。




「来てくれてありがとう。

今日が最後の柱合会議だ。


実弥、義勇、A。


柱は三人だけになってしまったね。ほかの子供たちも大勢いなくなってしまった。けれど私たちは鬼を滅ぼすことができた。



鬼殺隊は今日で解散する。」





優しく微笑むお館様の口から出た言葉に、





「「「御意。」」」





三人でしっかりと返事をする。





「長きに渡り身命を賭して、世の為人の為に戦って戴き尽くして戴いたこと、


産屋敷家一族一同、心より感謝申し上げます。」





「顔を上げてくださいませ!」



「礼など必要ございません、鬼殺隊が鬼殺隊で在れたのは、産屋敷家の尽力が第一。」




お館様が頭を下げ、お礼を述べられた。実弥と義勇は身を乗り出して言葉を紡ぐ。





「輝利哉様が立派に務めを果たされたこと、御父上含めた産屋敷家御先祖の皆様も、誇りに思って居られることでしょう。」





俺も優しく言うと、お館様は大きな瞳から涙をながし、「ありがとうございますっ、」と言った。





涙を流すお館様たちをみつめながら、俺たち三人は目を合わせて微笑みあった。











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まし(プロフ) - 素敵な物語でした!! (2022年6月16日 1時) (レス) id: f16da9e902 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬(プロフ) - 腐腐腐さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります(*´˘`*) (2021年10月8日 10時) (レス) id: a57550cc67 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - めっさ好きです!続き楽しみに待ってます! (2021年10月6日 18時) (レス) @page1 id: c7cac8184e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:成瀬 | 作成日時:2021年10月5日 0時

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