再会と約束と××と�� ページ35
いつもの三人称視点ではなく夢主視点でお送りします＾＾
キメツ学園時空なので普通に横文字とか使います
＋＋＋＋＋
春。桜が花開く季節。その日、私はかつて兄弟子だった人と再会を果たした。
その人は、“今”では私よりも少し上背が小さくて。でも、その背中はとても大きく感じた。
「錆、兎……？」
「A…！？」
嗚呼、錆兎だ。錆兎が生きてる。頬を撫でると、手のひらから錆兎の体温が伝わってくる。頬に生暖かい滴が伝った。錆兎はギョッとした顔で私の背中をぽんぽんと優しく撫でた。ぶわっと堰を切ったように涙が溢れる。
「な、何故泣くんだ…！」
「だっ、だってぇ…、錆兎が生きてるから、嬉しくて……」
ひっくひっくと嗚咽を漏らしながらそう言うと、錆兎は顔を赤く染めながら「…………そうか」と呟いた。
「取り敢えず泣き止んでくれ……。義勇や他のみんなに睨まれる……」
「あっ……、ご、ごめん」
ぐしぐしと目を擦り、涙を止めようとすると、錆兎が私の手を掴んで止めた。
「そんなに擦ったら、目が赤くなるだろう。」
錆兎はポケットからハンカチを出すと、目元に溜まった滴や頬を流れ落ちてしまった涙を拭い始めた。
そうなると、必然的に顔が近くなってしまうわけで。宍色の髪に、藍錆色の瞳。こぢんまりとした輪郭に収まる愛らしくも凛々しい顔立ち。口元から頬にわたって大きな傷があるが、それすらも錆兎のチャームポイントになっている。
「よし。終わったぞ、A」
「……え？あっ、ありがとう、錆兎」
ぽうっと見蕩れている内に、拭い終わったらしい。ハッとして錆兎にお礼を言えば、彼は不安そうな顔で私の頬を撫でた。
「顔が赤いようだが、大丈夫か？」
「だ、大丈夫！全然っ、元気だからっ！」
そう言えば、錆兎はほっとしたように微笑んで「よかった……」と呟いた。ドキリ、と心臓が跳ねる。違う違う、錆兎は妹弟子が心配なだけだからっ！
「なら、話を続けても大丈夫か？」
「う、うんっ！」
錆兎との会話は楽しくて、忘れてしまっていた。“今”の彼は“今”の人生を歩んでいることを。
再会と約束と××と�□�←大正こそこそ噂話※本編ではありません
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眠いちゃん - 普通の人間なら頭から大出血しているだろうで笑った…w 面白い！鬼滅の刃のシリアスがいい感じに出てる (2023年1月4日 20時) (
レス) @page21 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - ゴウセルさん» コメントありがとうございます！錆兎オチは「再開と約束と××と」というタイトルで既に書いていますので、良ければ読んでいってください！！＾＾ (2019年11月13日 13時) (レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
ゴウセル - 錆兎オチはどうでしょうか (2019年11月12日 23時) (レス) id: ad14fd1275 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - 琴音さん» コメントありがとうございます！もちろんですとも！！承りました！！！ (2019年9月5日 9時) (レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
琴音(プロフ) - 初コメ失礼します！宇髄さん落ちって可能ですか？？可能でしたらぜひ!お願いします！ (2019年9月4日 21時) (レス) id: 2a37d15bcc (このIDを非表示/違反報告)
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