残酷�� ページ3
更新遅すぎ〜＞＜
Twitterでリプくださってもいいんですよ(((殴
＋＋＋＋＋
「A」
正月が近づいてきたある日。
炭売りに出掛けようとしていた矢先、Aは母・葵枝に呼び止められる。
「顔が真っ黒じゃないの。こっちにおいで」
Aが素直に近づくと、葵枝が手に持っていた手拭いで顔の汚れを拭いて落とす。
「雪が降ってて危ないから、行かなくてもいいんだよ。それに、お前は女の子なんだから…」
＿＿＿こんな仕事、やめたっていいんだよ。
葵枝のその言葉を遮り、Aは「ううん」と首を横に振る。
「大丈夫だよ、母さん。俺がやりたくてやってるんだ。それに、正月になったらみんなに腹いっぱい食べさせてやりたいし。少しでも炭を売ってくるよ」
「……ありがとう」
Aがそう言うと、葵枝は少し泣きそうな顔で微笑んだ。
その時、Aと葵枝の話し声を聞いたのか、男の子と女の子──Aの
「兄ちゃん今日も町に行くの？」
「私も行く」
「えーーーーっ！？」
茂、花子と言葉が続くと、後方から驚いたような声が響く。次男の竹雄である。
「だめよ。Aみたいに速く歩けないでしょう」
「母ちゃあん」
「だめ。今日は荷車を引いて行かないから、乗せてもらったり休んだりできないのよ」
葵枝が優しい声で諭すが、花子と茂は「ついていきたい」と譲らない。そんな弟妹を宥めながら、Aは竹雄に声をかける。
「竹雄。できる範囲で構わないから、少し木を切っておいてくれ」
「そりゃあやるけどさぁ。一緒にやると思ったのにさぁ」
そう愚痴る竹雄の頭を撫でて、Aは「じゃあ、行ってくる」と葵枝らに声をかける。「早く帰ってきてね」「気をつけてねー」という弟妹の声に手を振って、雪道を歩く。それから暫くすると、幼児を背負った少女が立っていた。幼児は六太、少女は禰豆子。二人とも、Aの弟妹である。
「お姉ちゃん」
「禰豆子」
「六太を寝かしつけてたんだ。大騒ぎするから。
お父さんが死んじゃって寂しいのよね。みんなお姉ちゃんにくっついて回るようになった」
「ん…、そうだね…」
「……今日も町に行くんでしょう？行ってらっしゃい」
「うん、行ってきます」
Aは六太の癖一つない髪を撫でる。禰豆子は姉の哀しそうな瞳を見て、会話を切り上げて姉を見送った。
＋＋＋＋＋
2019/05/11 追記：少しだけ文を編集しました＞＜
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眠いちゃん - 普通の人間なら頭から大出血しているだろうで笑った…w 面白い！鬼滅の刃のシリアスがいい感じに出てる (2023年1月4日 20時) (
レス) @page21 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - ゴウセルさん» コメントありがとうございます！錆兎オチは「再開と約束と××と」というタイトルで既に書いていますので、良ければ読んでいってください！！＾＾ (2019年11月13日 13時) (レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
ゴウセル - 錆兎オチはどうでしょうか (2019年11月12日 23時) (レス) id: ad14fd1275 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - 琴音さん» コメントありがとうございます！もちろんですとも！！承りました！！！ (2019年9月5日 9時) (レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
琴音(プロフ) - 初コメ失礼します！宇髄さん落ちって可能ですか？？可能でしたらぜひ!お願いします！ (2019年9月4日 21時) (レス) id: 2a37d15bcc (このIDを非表示/違反報告)
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