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41.星の呼吸 ページ44

御「Aについてはしばらく誰かと一緒に任務に行ってもらうってことで、屋敷はそろそろ一人で住めるように手配するね。」


『御意。』


御「それとAにもうひとつ聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」


『は、はい。どうぞ!』


御「星の呼吸について教えてくれないかな?」


『星の呼吸ですか?』


御「私が知ってることといえば星の呼吸は特殊で少し使うと疲れる。全集中 常中をすると体力消耗が激しい。Aは常中してるだろうけどどうなのかな?それとか師範の話とか聞きたいのだが...」


『確かに特殊みたいです。他の呼吸よりもひねくれたわざというか...星回復など自分の体力を使い他の方を回復するので疲れますね。師範は...』


胡「Aさん?」



下を向いてしまった私をしのぶさんが心配そうに見てる。



『師範はもうこの世にはいないんです。鬼に殺 され亡くなりました。』


甘「そ、そんな!?」


『星の呼吸はほとんど自分で勝手に身につけたものです。私は師範の期待には応えられませんでした。師範が殺 された時何も出来ず逃げ延びたただの腰抜けなので。』


御「そうだったんだね...」


胡「腰抜けなんかじゃないです。Aさんは強いです。」


甘「そ、そうよ!自分のことを悪く言っちゃダメよ!」


御「A、よく聞いてほしい。星の呼吸を使う剣士は私が知る限りじゃA、一人しかいないんだ。柱にもなってるAは私の誇りなんだよ。」



私の頬に一筋の涙が流れた。

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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/  
作成日時:2020年5月13日 14時

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