33.隊立違反 冨岡side ページ36
冨「人を喰った鬼に情けをかけるな。たとえ子供の姿をしていても人間を喰い生きながらえてる醜い化け物だ。」
ん?この顔...そして下で寝てる子の娘...見覚えがある。2年前、俺が逃がした鬼とその兄だ。
竈「足をどいてください。」
するといきなり周りに蝶が飛んできた。
これは...胡蝶か。鬼がいると踏んでこちらに...
俺は炭治郎を跨ぎ胡蝶を剣で跳ね返した。
胡「あら?」
すると胡蝶は地面に着地しくるくると回って止まった。
胡「鬼とは仲良くできないって言ってたくせになんなんでしょうか?そんなだからみんなに嫌われるんですよ。」
は?嫌われる?
胡「さぁ、冨岡さん。どいてくださいね?」
冨「俺は嫌われてない。」
胡「あ、それ。すみません...嫌われてる自覚がなかったんですね。余計なことを言ってしまって申し訳ないです。」
冨「...」
お、俺は嫌われてないなんてない!
胡「坊や、坊やが庇ってるのは鬼ですよ?危ないから離れてください。」
竈「違います。いや、違わないけど。俺の妹で。それで...」
胡「まぁ...そうなのですか。なんと痛ましい...では、苦しまないように優しい毒で殺 してあげましょうね。」
冨「動けるか?動けなくても根性で動け。妹を連れて逃げろ。」
竈「冨岡さん、ありがとうございます!」
炭治郎は妹を連れて走っていった。
胡「これ、隊立違反なのでは?」
俺が胡蝶をここでくいとめる。だから、遠くまで逃げろ。炭治郎。
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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時:2020年5月13日 14時