36 青い炎 ページ39
手応えがない！
もしやこれも夢か？
それともこの鬼は彼よりも弱かった？
「・・あの方が 柱 を加えて
耳飾りの君を殺せって言った気持ち
凄くよくわかったよ」
あの方？鬼舞辻無惨のことか？
それにあいつ頸を斬ったのに
頭からなにか生えてる！？
なんだあいつ
「存在自体がなんかこう気に触るって感じ」
死なない…！？
「素敵だね
その顔そういう顔を見たかったんだよ
うふふふふ」
この鬼はいったい…
「そっちの君は気に入らないな」
視線の先には禰夜がいた
『いいね いいよ
もっと痛めつけてほしいんだ
望み通りもっと切り刻んであげるよ！』
禰夜？
禰夜じゃない
禰夜だけど …禰夜じゃない
どうしてそんな顔して笑うんだ
そんなに楽しそうに
なのに憎しみの匂いがする
『死なない？そんなの関係ない
痛めつけれればそれで』
禰夜は地面を蹴っていた
そして頭を斬り刻む
二振りの刀で
『ヒノカミ神楽 炎舞・冰』
ヒノカミ神楽！？
でも禰夜の斬撃は青い炎だ
それに二刀流
自分の流派に改良してる！？
青い炎に焼かれた瞬間その場は凍る
あれは…
「無駄だよ これは本体じゃないからね」
まだ喋るのか
本体じゃない…じゃあ
『そんなのどうでもいいよ
知ってるよ 君の本体はこの汽車
私がもっといい夢目せてあげるから黙ってなよ』
そう言って刀身の長い刀を突き刺した瞬間
青い炎に焼かれていく
あれは いったい…
って 汽車が本体？
じゃあどうやって
そんなこと考えてる場合じゃない
もうこの中は安全じゃない
この中にいる人たちを守らないと
『戻る』
それだけ言って 汽車の中に戻って行ってしまう禰夜
俺もぼーっとしてられない
→(炭治郎sideでした)
──────
冰は ひょう と読みます
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作者名：癒姫 | 作成日時：2019年8月2日 3時
