伊黒「肆拾伍。」 ページ4
桜田「・・・『実家』に、行く。」
伊黒「・・・何故だ。」
桜田「・・・少し前に、夢をみた。」
桜田「夢の内容は、
父が私の頭を撫でてくれた・・・・。」
桜田「小さい頃、沢山頭を撫でてもらったのは覚えてる。」
桜田「でも夢の中の父は私に謝ったんだ。」
桜田「『おいて行ってすまなかった』って。」
桜田「吃驚した。あの父さんが?ってなった。」
・・・もしかすると
桜田「・・・もしかすると、父が私を認めなかったのには
理由が・・・あったのかもしれない。」
桜田「私の思い違いかもしれない。・・・でも、」
桜田「・・・・・・・「桜田家」の秘密を、」
桜田「探しに行く。」
私は真剣に伊黒に言った。
伊黒「・・・いつ、帰ってくる。」
桜田「わからない、そのまま帰ってこないことも考えられる。」
桜田「・・・あの辺には父と叔父さんの仇がいる。
その鬼を倒す。・・・でもその鬼は、」
桜田「・・・・・『上弦の鬼』の可能性がある。」
桜田「・・・だから、帰れるかもわからない。」
すると伊黒が私の手を握った。
俯いたまま。
伊黒「・・行くな。」
桜田「・・・行くよ。」
伊黒「行くなと言っている・・・!!」
手を握る力が強くなった。
俯いているから表情はわからない、でも
伊黒の声と肩が震えているのがわかった。
桜田「まだ死ぬって決まったわけじゃないんだ。
それに、その鬼に会えるかどうかすらわからない。」
・・・わからないことだらけだなぁ・・・。
桜田「・・・じゃあ、行ってくるね。」
私は手を離して歩いていった。
――――ギュッ
桜田「!!」
伊黒が私の羽織の袖を引っ張った。
伊黒「・・・俺も行く。」
・・・・・え?
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仁 - 桔梗さん» ひゃっふぅ。(^-^ (2017年10月25日 22時) (レス) id: bc9c1dd6c2 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - お疲れ様 (2017年10月21日 17時) (レス) id: 99f9ade5b5 (このIDを非表示/違反報告)
仁(プロフ) - ヨモギさん» 有難うございます!(●´ω`●) (2017年10月15日 23時) (レス) id: c21cec3906 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ(プロフ) - 仁さん» 1章も昼間見てました!良かったですね、 (2017年10月15日 23時) (レス) id: 96e96e60af (このIDを非表示/違反報告)
仁 - ヨモギさん» 読みましたよ〜。憧れの仁さんて 笑 有難う嬉しかったです(^-^) (2017年10月15日 21時) (レス) id: bc9c1dd6c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仁 | 作成日時:2017年8月21日 20時