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産屋敷「奈々拾弐。」 ページ34

産屋敷「そうか・・・。」

産屋敷「小芭内に何かしらを勘違いされたと。」

桜田「はい・・・。」



お館様の居る本部の近くを通ったものだから私は寄ってみた。

いや流石にお館様の前では「小芭内」じゃなくて「伊黒」って呼ぶからな。



産屋敷「小芭内に何を聞かれたんだい?」

桜田「義勇さんに『先輩として大好きです』って言ったところを。」

お館様は「なるほど」と言って私の頭を撫でてきた。


産屋敷「・・・小芭内はね、きっとAのことがとても大切だったんだよ。」

産屋敷「だから義勇に嫉妬したんじゃないかな。」

桜田「?何故伊黒が嫉妬するんです?」

産屋敷「その内分かるよ。」


そう言ってお館様はにこりと笑った。





帰り道・・・・。




桜田「私なんかまずいこと言ったかなぁ・・・。」



あんなに(そら)は綺麗なのに、


私の心はモヤモヤしていて全く綺麗じゃない。


気持ち悪いなぁ・・・。






?「ッ・・!!」



桜田「!」


桜田「小芭内・・・!?」


そこにいたのは小芭内だった。


最近バッタリ会うの多くない?


異常なくらいに。





伊黒「・・・なんだA。何故突っ立っている。行くならさっさと行け。」

伊黒「それとも俺に用でもあるのか。」


小芭内はネチネチと言う。






・・・・・・・傷つくなぁ。






小芭内のネチネチは前は結構好きだったんだけどな。


今じゃ突き刺さる感覚。




桜田「うん。一言だけ用があるみたい。」









桜田「あんたに『お前を信じない』って言われたとき、」




桜田「私、」





桜田「物凄く、」









 







桜田「――――――――辛かった。」








 


桜田「それだけ。」




そう言って私は立ち止まっている小芭内を通り過ぎて行く。









いや、









正確には「行こうとした」。








伊黒に手首を捕まれる。



伊黒「・・・・俺は、お前を信用していた。」


伊黒「信じないと言った時、俺も辛かった。」




桜田「・・・じゃあなんで言ったのさ。」


伊黒「・・・・俺は噓が嫌いだ。」

伊黒「・・・・・お前は俺に噓をついた。だから信用できなくなった。」









桜田「・・・・・・ンッ?」









桜田「待て待て待て何時私が噓ついた?」



いや待ってホントに。覚えがねぇ。




伊黒「冨岡を好いていないと偽っただろう。」

桜田「何時だよ。」

伊黒「先日だ。」


桜田「違うってばぁああぁ・・。」

桜田「奈々拾参。」→←伊黒「・・・奈々拾壱。」



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- 桔梗さん» ひゃっふぅ。(^-^ (2017年10月25日 22時) (レス) id: bc9c1dd6c2 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - お疲れ様 (2017年10月21日 17時) (レス) id: 99f9ade5b5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ヨモギさん» 有難うございます!(●´ω`●) (2017年10月15日 23時) (レス) id: c21cec3906 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ(プロフ) - 仁さん» 1章も昼間見てました!良かったですね、 (2017年10月15日 23時) (レス) id: 96e96e60af (このIDを非表示/違反報告)
- ヨモギさん» 読みましたよ〜。憧れの仁さんて 笑 有難う嬉しかったです(^-^) (2017年10月15日 21時) (レス) id: bc9c1dd6c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年8月21日 20時

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