蛇柱と天柱

？「参拾玖なのだ！」 ページ45

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血祭り血祭り血祭りなのだ！！


その辺の鬼なんておれの敵じゃないのサ！


おれは最強なのだ！



なんたって




「最強の針鼠」という通り名があるくらいだもんね！




でも最近は十二鬼月とかいう強い鬼がいるっていう噂もきくのだ。

さすがのおれもちょっとだけこわいのだ・・・。

おれがニンゲンだったら間違いなく

みんな倒してるけどね！！

いろんなヒトを助けるのサ！

おれひとりで充分！！


寂しくなんてない！




・・・もとからひとりだもの。




お父さんもお母さんも鬼が遊びながら殺しちゃったんだって。

面白がって。

とある針鼠のお爺さんから聞いたのサ。

まだおれは小さくて覚えてないハズだって。

・・・・そんなことはどうでもいいのだ。



女『あれ？こんなところに針鼠がいる・・・。ちっちゃい・・・。』

おれ『！？』

ふおおぉぉぉぉ！！！びっくりした！びっくりした！！

なんだこの女！！

・・・ん？この女、刀持ってる・・・。


！！もしかしてこの女「鬼殺隊」！？

弱っちそうだなぁ。

女『もしかして・・お前も一人？』

何を言ってるんだこの女は・・・・。

おれ『キューッ』

そうだよおれは一人だよ！

女『・・・そっかぁ、お前もか・・・。私もお父様もお母様も叔父様
　 もいないんだ。皆死んじゃった。』

え？この女おれの言ったこと分かったのか！？

おれ『キューッ！(すげぇ！！)』

女『ん？お腹すいたの？ごめんね、今何も持ってないんだよ・・。』

ぜんげんてっかい。

女『・・・ねぇ、私寂しいんだ。独りなのが。だからさ、
　 一緒に旅をしないか。鬼を退治するための。』

・・・この女・・・おれとちょっと似てるなぁ・・・。

おれ『・・・キュー。』

・・・べつにいいけど・・お前と一緒についてってやるよ！！

おれは女の肩に乗る。

女『！！有難う！私はA。宜しくね！』

おれ『キュッ！』

A『お前の名前も考えなくちゃね・・。』

何でもいいぜ！！

どーせすぐに忘れちゃうからサ。





A『そーだなぁ・・。！そうだ！宙丸にしよう！』


宙丸・・・・。




あっ覚えちゃった。









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仁です(・ω・)


今回は宙丸と桜田ちゃんが出会うときのお話です。

最初の方に「最強の針鼠」と言っていますね。

宙丸は鬼に致命傷を与えることが出来るのです。

力がないので、殺すことはできませんがね(・ω・)

理由は後々明かされます！(^ω^)

桜田「祝！肆拾話！！ということで番外編！！」→←伊黒「参拾捌」

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