蛇柱と天柱

不死川「・・・弐拾弐」 ページ28

?「オイオイ何だか面白いことになってるなァ。」


桜田「あっ！不死川さん！！おはよう！」

隠「困ります不死川様！！どうか箱を手放してくださいませ！！」

隠さんたちが必死に言っているのに不死川さんは無視をする。

不死川「お早う。桜田、鬼を連れてた馬鹿隊員はそいつかィ」

不死川さんは私に質問をする。

桜田「うん。でも竈門君は馬鹿じゃないよ、取り消して。」

竈門君は馬鹿ではない。優しすぎるだけなんだ。

私は不死川さんの一言を取り消せと言った。

不死川「・・・・悪ィ悪ィ。だが取り消しはしねェ。
　 馬鹿に違いはねェからなァ。」

桜田「はぁ・・・・・。」

不死川「坊主、鬼を連れてるってのは一体全体どういうつもりだァ？」

胡蝶「不死川さん勝手なことをしないでください。」

胡蝶さんは少し強めの口調で言った。


不死川「鬼が何だって？坊主ゥ。鬼殺隊として人を守るために
　 戦えるゥ？」


不死川「そんなことはなァ・・・・」



・・・・嫌な予感がする・・・・・。



不死川「ありえねぇんだよ馬鹿がァ！！！」


『ドスッ！！！！』



不死川さんが竈門君の妹ちゃん入った箱に刀を刺した。

その瞬間義勇さんと胡蝶さんと私が眉をしかめる。


・・・血が、ぽたり、と落ちた瞬間、竈門君の表情が変わった。


竈門「俺の妹を傷つける奴は、柱だろうが何だろうが許さない！！！」

不死川「ハハハハ！！そうかいよかったなァ！！」


冨岡「やめろ！！もうすぐお館様がいらっしゃるぞ！！」

義勇さんが大声で叫んだ瞬間不死川さんが一瞬だけ油断をした。

不死川さんは竈門君の頭突きを真正面から思いっ切り食らった。

冨岡「・・・・！」

桜田「ぶはッ！あ、ごめんなさい。」

しまった笑ってしまった。・・・駄洒落かよ。

ていうかさっきの冨岡さんめっちゃカッコ良かったなぁ。

まさか止めようとするとか思いもしなかったわ。

伊黒なんてネチネチ文句言うだけだしな。




桜田「(・・・・？何でそこで伊黒が出てくるんだ・・・?)」




伊黒「(冨岡が口を挟んだとはいえ不死川に一撃を入れた・・・。)」

伊黒「・・・・。」


竈門「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら、」


竈門「柱なんてやめてしまえ！！！」


不死川「てめェェ・・・！！」


不死川「ぶっ殺してやる！！！」

不死川さんがそう言った瞬間、

子供「お館様のお成りです！」


柱「！！」




?「よく来たね。」






?「私の可愛い剣士たち。」

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