欲望オルタナティブ【我妻善逸】【キメ学】

第18話 ※ぴんく ページ19

「きゃ……！」

急に善逸が私を押し倒してきた。

彼は本当に好きな人に向けるような瞳で私を見つめてくる。

きっと善逸には私が禰豆子ちゃんに見えているのだろう。

「善逸、ま、まって、まだ私炭治郎に見え……」

そう言いかけた唇を勢いよく塞がれた。

しばらくの間噛み付くようなキスをされた後、私は苦しくなってしまい胸板を叩いて終わりを求める。

「…っなんで今炭治郎の名前が出るの？そんなに炭治郎のことが好き？」

「…え…」

これは私に向けて言っているのか禰豆子ちゃんに向けて言っているのか。

私には区別がつかなかった。

「今は俺以外のこと忘れさせてあげる」

再び深いキスが始まる。

「っん…！……んっ…」

口の中に入り込む舌が生温かくて気持ちいい。

もう抵抗はできなかった。

＿＿＿＿＿＿＿

それからは2人でたくさん甘い声を上げて。

時間を忘れてただひたすら夢中になった。

「っあぁっ……ぜん、いつ……」

「っ…！」

もう少しで私が絶頂に達するというとき。

善逸はピタリと動きをやめ青ざめた顔になった。

「え…？善逸…？」

「…や……ごめん、」

彼の目は罪悪感に溺れた色をしていた。

(…もしかして、私が名前を呼んだから)

禰豆子ちゃんに見えなくなってしまったのかもしれない。

「わ、私は、禰豆子だよ、」

「！…」

泣きそうな目を必死に隠そうと、善逸の顔と反対の方向を向く。

何秒かの沈黙の後。

「……ごめん禰豆子ちゃん、途中で止めちゃって。再開しよっか」

「……うん」

再び彼の腰が動き出そうとしたとき。

「…A、俺は炭治郎だよ」

耳元でそう囁かれた。

「…え、」

私が聞く間もなく激しい動きが私を襲う。

「んっ……あぁあ…っ……！」

…あぁ。

やはりこの行為は狂っている。




.

やっとぴんく入れられました……
なんか……難しい……

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