検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:39,879 hit

第10話 ページ11

「やばいやばい!!次移動じゃん!!」

お昼休み、進路相談の順番が回ってきた私は先生に進路指導室へ呼び出されていた。

ついさっき予鈴がなり、教室へ猛ダッシュで教科書を取りに向かう。

もうみんな移動してしまったようで、廊下に人通りはない。

「なんとか間に合いそ……うわぁ!!?」

「うわっ!」

教室にすごい勢いで飛び込んだ私は、ちょうど出てこようとした人と思いっきりぶつかってしまった。

「ご、ごめんなさ……あ」

急いでぶちまけたものを拾おうとすると、教科書に書いてある『我妻善逸』の文字が目に入った。

ばっと視線を上げると、目の前に困ったふうな善逸の顔がある。

「……ほんと、元気だね」

ふふ、と笑う善逸に、なんだか大人っぽさを感じてしまい、思わず下を向いた。

「あ、あの…「ほら、本鈴なるよ」……うん」

私が何か言おうとするとまた遮られてしまった。

時間もやばそうだったし大人しく準備にかかる。

教室には善逸と私しかいなくて、私の準備が終わるまで善逸は入口で待っててくれた。

「よし、行こう!」

教室の戸を閉めたあと、2人で廊下をダッシュする。

まともに話したこと無かったから、ちゃんと話してみたかったけど……時間やばいし(2回目)

まあ、また今度でいいよね!なんて考えてたら教室についた。

もうみんな座っている。

2人で教室に入るとクラスの視線が一気に集まってコソコソと何か言われていたが、気にしないことにした。だってほんとに何も無いもん!(焦)

ただ、もちろん炭治郎にも見られてるわけで、胸が少しだけチクリと痛んだ。

「A、ごめんね、待てなくて」

「いいのいいの!カナヲは優しいね!」

「Aトイレ行ってたのか?やっぱり生「違うって言ってるでしょ伊之助」……」

やっぱりこの2人と話しているのは楽しい。

そんなことを思いながら、私と善逸はお互い離れた席についた。





.

第11話→←第9話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
80人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

莉桜(プロフ) - ericaさん» めっっちゃそれなです……!!善逸のギャップは世の女性を虜にしますよね()笑 更新頑張ります! (2020年5月4日 22時) (レス) id: 9caa94bd8c (このIDを非表示/違反報告)
erica(プロフ) - くぅぅ…善逸尊い!好き! 続きが楽しみです!! (2020年5月4日 22時) (レス) id: 6859020b2e (このIDを非表示/違反報告)
莉桜(プロフ) - 乃乃さん» コメントありがとうございます!歪み系いいですよね…!何人かですれ違うのがたまらなく好きなんです…笑 更新頑張ります! (2020年5月4日 21時) (レス) id: 9caa94bd8c (このIDを非表示/違反報告)
乃乃 - 神作ですね…!! こういう歪み系大好きです! 更新めっちゃ楽しみにしてます (2020年5月4日 21時) (レス) id: 5008f00fa0 (このIDを非表示/違反報告)
莉桜(プロフ) - るんるさん» わぁぁ!初コメ嬉しい!!笑 ありがとうございます!!(*´∀`*) 励みになります! (2020年5月4日 11時) (レス) id: 9caa94bd8c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:莉桜 | 作成日時:2020年4月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。