続き ページ25
『炭治郎、善逸、伊之助っ!』
あれから、4ヶ月が経つ。
鬼殺隊を辞めた私は、理由は極秘に、しのぶさんの蝶屋敷にて料理人として働くこととなった。
幸い、料理は得意だったし、空いた日はしのぶさんの薬調合を手伝ったり、カナヲと鍛錬したり、炭治郎達と話したりしていた。
あの日から、お館様が私に接触することもなく、私は平々凡々な生活を送っている。
鬼殺隊をやめたからといって自分の身を守れる日輪刀は取られなかったし、たまにだけど個人で鬼を狩りにいったりもする。
不意に、屋根を見上げると、一羽の鎹烏がその背に手紙を括り付けて、私を見ていた。
『それは何?』
鎹烏「カァッオ館様カラノ手紙ダ!読ムカ読マナイカハオ前ガ決メロ!」
そういって、手紙をわたしの顔面めがけて放った。
このまま捨てても後味が悪いので、手紙を読むことにする。
_____________________
拝啓、A。
君が私の側から離れて4ヶ月が経った。
しのぶから聞いてるよ、君は鬼殺隊を離れても鬼を狩りに出かけていると。
私の命ももう長くはないからね、君のような才能溢れる子が育って嬉しく思う。
A、私は変わらず、君を愛しているんだ。
君の黒曜石のような瞳も、髪も、白い肌も。
ずっとそばに置いて、死ぬときも一緒が良い程に。
______________________
鳥肌が立って、手紙をそのまま捨てた。
お館様が、私を愛している?一度だって言わなかったくせに、今になって伝えるのは卑怯だ。
『鎹烏。』
『お館様にこう伝えて。』
『私は今も変わらず、貴方を嫌っていますと。』
鎹烏は何も言わずに飛び立った。
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藍恋(プロフ) - 凪さん» 返事が遅くなってすいません。やってみます! (2020年4月17日 0時) (レス) id: 1a1a4b79c8 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - ごめんなさい語彙力がなさすぎて編な文になりました、難しければ飛ばしてくださっていいです、すみません! (2020年2月23日 13時) (レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - リクエストで、伊黒さんと夢主、どちらも浮気していて、偶然逢引中に二つのカップルが出くわしてしまい伊黒さんと喧嘩になるけど、、みたいな話お願いできますか? (2020年2月23日 13時) (レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 藍恋さん» 作品にあっていないリクエストしてすみません。申し訳ありません。 (2019年10月14日 10時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 藍恋さん» 宇髄の話続き気になります。 (2019年10月2日 13時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍恋 | 作者ホームページ:http://puchiamatheater
作成日時:2019年9月6日 22時