続き ページ11
伊之助「じゃあお前、どうやって飯食っていくんだよ」
『どうしましょうか…いっそ、餓死してしまいましょうか』
ほんの、冗談のつもりだったのに
貴方から少し、辛そうな、寂しそうな、泣きそうな。
そんな雰囲気が伝わってきて、嘘だと笑った。
『なんで、そんなことを聞くんです?』
伊之助「…わかんねぇ。」
『…なにそれ、ふふ…名前、聞いてもよろしいですか?』
伊之助「嘴平伊之助だ!」
『私は、Aです。あなたは優しい方なんでしょうね。こんな小娘、放っておけばいいのに、泣け私に寄り添ってくれる。』
ありがとう、と手を伸ばして猪の皮を撫でると、彼は固まった。
伊之助「…お、俺をほわほわさせんじゃねぇー!」
『ほわほわ?』
伊之助「うるせぇ!いいか、俺は今からお前の親分だ!」
『はい、伊之助親分。』
彼はその後、私を住処に連れていってくれた。
住処はさすが山に住んでいるだけあって洞窟の中だったけれど、寝床も柔らかい草で出来ていて、地面よりかはマシだった。
彼は、山の王様。
伊之助「Aー!これ、これ食えるのか!?」
『ええ、でもちゃんと洗ってから焼きましょうね』
伊之助「おう!」
王の名に相応しく、優しけて、子分を見棄てない人。
そして、私は、そんな彼のことが大好きなのだ。
ーー 大正コソコソ話 ーー
この後、伊之助は鬼殺隊の人間から刀を奪い取って、鬼狩りを始めるわけなのですが、勿論、Aさんもついて行きます。
眠っていた剣技の才能に目覚めたAさんは、伊之助親分を守るために強くなります。
2人が、お互いの気持ちに気づくのはそう遠くないかもしれないです。
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藍恋(プロフ) - 凪さん» 返事が遅くなってすいません。やってみます! (2020年4月17日 0時) (レス) id: 1a1a4b79c8 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - ごめんなさい語彙力がなさすぎて編な文になりました、難しければ飛ばしてくださっていいです、すみません! (2020年2月23日 13時) (レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - リクエストで、伊黒さんと夢主、どちらも浮気していて、偶然逢引中に二つのカップルが出くわしてしまい伊黒さんと喧嘩になるけど、、みたいな話お願いできますか? (2020年2月23日 13時) (レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 藍恋さん» 作品にあっていないリクエストしてすみません。申し訳ありません。 (2019年10月14日 10時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 藍恋さん» 宇髄の話続き気になります。 (2019年10月2日 13時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍恋 | 作者ホームページ:http://puchiamatheater
作成日時:2019年9月6日 22時