検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:57,453 hit

続き ページ11

伊之助「じゃあお前、どうやって飯食っていくんだよ」





『どうしましょうか…いっそ、餓死してしまいましょうか』





ほんの、冗談のつもりだったのに




貴方から少し、辛そうな、寂しそうな、泣きそうな。




そんな雰囲気が伝わってきて、嘘だと笑った。





『なんで、そんなことを聞くんです?』




伊之助「…わかんねぇ。」




『…なにそれ、ふふ…名前、聞いてもよろしいですか?』




伊之助「嘴平伊之助だ!」




『私は、Aです。あなたは優しい方なんでしょうね。こんな小娘、放っておけばいいのに、泣け私に寄り添ってくれる。』





ありがとう、と手を伸ばして猪の皮を撫でると、彼は固まった。





伊之助「…お、俺をほわほわさせんじゃねぇー!」




『ほわほわ?』




伊之助「うるせぇ!いいか、俺は今からお前の親分だ!」




『はい、伊之助親分。』





彼はその後、私を住処に連れていってくれた。




住処はさすが山に住んでいるだけあって洞窟の中だったけれど、寝床も柔らかい草で出来ていて、地面よりかはマシだった。




彼は、山の王様。






伊之助「Aー!これ、これ食えるのか!?」




『ええ、でもちゃんと洗ってから焼きましょうね』




伊之助「おう!」





王の名に相応しく、優しけて、子分を見棄てない人。




そして、私は、そんな彼のことが大好きなのだ。




ーー 大正コソコソ話 ーー



この後、伊之助は鬼殺隊の人間から刀を奪い取って、鬼狩りを始めるわけなのですが、勿論、Aさんもついて行きます。




眠っていた剣技の才能に目覚めたAさんは、伊之助親分を守るために強くなります。




2人が、お互いの気持ちに気づくのはそう遠くないかもしれないです。

CSSの変更→←続き



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (66 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
109人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

藍恋(プロフ) - 凪さん» 返事が遅くなってすいません。やってみます! (2020年4月17日 0時) (レス) id: 1a1a4b79c8 (このIDを非表示/違反報告)
- ごめんなさい語彙力がなさすぎて編な文になりました、難しければ飛ばしてくださっていいです、すみません! (2020年2月23日 13時) (レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
- リクエストで、伊黒さんと夢主、どちらも浮気していて、偶然逢引中に二つのカップルが出くわしてしまい伊黒さんと喧嘩になるけど、、みたいな話お願いできますか? (2020年2月23日 13時) (レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 藍恋さん» 作品にあっていないリクエストしてすみません。申し訳ありません。 (2019年10月14日 10時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 藍恋さん» 宇髄の話続き気になります。 (2019年10月2日 13時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:藍恋 | 作者ホームページ:http://puchiamatheater  
作成日時:2019年9月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。