そろそろ成仏させてください。【冨岡義勇】

手合わせ ページ25

｢『はぁ！？明日から長期任務！？』｣

鴉｢はい･･･急に鬼が発生したらしくて｣




ということは、義勇さんと会えるのは今日で終わり･･･。




冨｢そんな顔をするな、A。任務は断る｣

『いえ、行ってきてください』




私の発言に、義勇さんと鎹鴉は驚きの表情を見せた。




冨｢でも、やりたいことがまだ･･･｣

『いいんです。それに』




私のわがままのせいで、鬼に殺される人たちがいたら安心して成仏できないですから。




冨｢･･･わかった。じゃあ、今日で全部やろう｣

『全部！？それは無理なんじゃ』

冨｢だったら、手合わせをしよう｣

『･･･っ、はい』




義勇さんの勢いに負け、私たちは手合わせをすることになった。


しかし、できるのだろか。
人の手にさえ触れることが出来ないのに、刀をぶつけるなんて･･･。




冨｢やってみなければ、わからないだろう｣

『また口に出てました？』

冨｢顔に書いてある｣




私って分かりやすい人なのかな？
そんなことを思いながら、私は刀を抜いた。
辺りの空気が静まり返る。




冨｢いくぞ｣

『はい！』




その瞬間、刀と刀がぶつかる音が響いた。

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