甘い幸せ�� ページ15
錆兎side
よっぽど寂しかったのか、Aはいつもより少し感情が分かりやすかった。
昔から溜め込むタイプのAだから、ちゃんと話してくれることに、安心しながら頭をふわっと撫でてあげると、
『…錆兎がね、任務だったのは知ってるし疑ってるわけじゃないんだけどね、この前しのぶと2人で歩いてるの見て、嫉妬しちゃった』
そう話し、俺の背中にきゅっと手を回す彼女が愛しくて堪らなくなった。
錆兎｢Aも嫉妬とかするんだな｣
てっきりしないと思ってたと続けると、
『…するに決まってる』
少し不貞腐れたように話すAが愛しすぎて、自然と俺はAの唇に触れるだけのキスをしていた。
『…ｯ///』
『錆兎…///』
錆兎｢俺は、Aだけを愛してるよ、誰よりも。｣
錆兎｢俺だってAは隊の中でも相当人気だから気が気じゃない…｣
そう続けると、
『私も…錆兎だけ！』
『だ、だいすき…！///』
いつも好きだって言ってもコクリと頷くだけで何も言ってこなかったA。
錆兎｢…それはズルい///｣
それと同時に、この子は誰にも渡したくないって思いが余計に強くなり、可愛くてしょうがないAをもう一度抱きしめた。
錆兎｢今日、話したいことがあったんだ｣
俺がそう言うと、Aは首を傾げて不思議そうな顔をしていた。
錆兎｢これから先、お互い危険には嫌ってほど立ち会うと思う。だけど、この先もずっと一緒に居たい。｣
錆兎｢付き合ってもう4年になる。遅くなったが、俺と結婚して欲しい。｣
しっかりとAの顔を見て、俺は結婚を申し込んだ。
そして隊服に大切にしまっておいた、指輪を取り出す。
ドキドキしながら返事を待つと、驚いた顔のAが、大きな瞳から涙を流して居た。
『わ、私で、いいの…？』
錆兎｢当たり前だろう、Aしか、居ないんだ。俺には｣
そう言うと、Aは
『喜んで…こんな私ですがよろしくお願いします…！』
と泣き笑いしながら続けた。
今までで見たこともない、Aの向日葵の様な笑顔に、俺もつられて笑顔になる。
指輪を左手の薬指に付けると、
『サイズ…ぴったり！』
そう微笑んでいるAを笑顔で俺は見つめていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
布袋尊(プロフ) - 了解！ (2019年6月25日 22時) (
レス) id: 4e763fa650 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 布袋尊さん» 時間はかかると思うのですが、書くので少々お待ちください！ (2019年6月25日 2時) (レス) id: a846a64934 (このIDを非表示/違反報告)
布袋尊(プロフ) - 上手く書けなくてもいいけどさ！？何がなんでも俺は、鋼鐵塚さんが見たいんだよ！？ (2019年6月23日 22時) (レス) id: 4e763fa650 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 布袋尊さん» 鋼鐵塚さん！！上手にかけるか分かりませんが工夫してみますね！！ありがとうございます！！ (2019年6月23日 22時) (レス) id: a846a64934 (このIDを非表示/違反報告)
布袋尊(プロフ) - 鋼鐵塚さんだよ！？ (2019年6月23日 17時) (レス) id: 4e763fa650 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょこ | 作成日時：2019年4月24日 9時
