【鬼滅の刃】色柱の屋敷には鬼絵がある(男主） (ページ33)

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『＿_________絵が無くなった？』

鴉からそのことを聞いて血の気が引いた。
責任のふた文字が重くのしかかる。

鴉「今朝、陸ガ見タ時ニハモウナクナッテタヨウダ…」

『すぐ向かうぞ、お前は先に飛んで陸に伝えろ』

鴉「承知シタ！」

何故だ。あの絵は動けない様にしていたはず。
前に帰った時にはガラスを変えようかなんて話してたが…。

"あの絵を斬らなければ"

"2度目の封印はない"

『…くそっ…』

いつかこうなるだろうとか思っていた。

見えた、屋敷だ。
陸に会って、それから…。

陸「！A！！」

『陸っ！お前無事なのか！』

陸「私は無事です！でも…その…』

ぎゅう、と陸を抱きしめた。

『無事でよかった…』

苦しいです、と言われて腕を緩める。

陸「私が朝見に行った時には無くて、前回見た時のヒビから割れていたので、そこから逃げたのではないかと…」

陸に説明されながら現場を見に行く。
現場はそのままで、あえて触らないでいてくれたようだ。

陸「…」

『気にするな！あれは俺にとって汚点でしかなかった。それを消し去るいい機会だ』

ぽす、と陸の頭に手を置く。

安心しろ、必ずこの手で消し去る。
そう決めたんだ。