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『んーと、次は善逸か』









カラ、と戸を開けて、すよすよ寝息を立てている善逸のベッド横の椅子に座る。

足の包帯が痛々しい。









『お前はギリギリまで足を酷使したからな、ホント無茶する奴だよ』









そういえば、こいつ耳がいいんだっけ。
炭治郎が言ってたな…。









『…善逸、聞こえてたりするか?


お前はすぐ泣くし喚くし、とんでもなく自分を貶すけど、ホントはすごい奴なんだぞ。一つでも自信を持って、俺の隣に立ってくれなきゃ、柱になんてなれないからな』









ふわりと金髪に触れた。

起きる様子のないその姿を一目見て、次に炭治郎の病室へと向かった。
ベッドに眠る炭治郎を見て、改めて自分の無力さを感じた。









『天元もいたのになぁ、2人も柱がいたのに、お前たち3人をここまで怪我させて。煉獄みたいに犠牲者なしには出来なくて』









花街の一件は、炭治郎の活躍が大きかった。
炎の呼吸に似ていたが、少し違う。



しかし確実に上弦の鬼に通用する呼吸。









『神楽舞みたいだった…』









後「…あ」









『ん?隠??』

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設定タグ:鬼滅の刃 , 男主 , 色柱   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:だしまきたまご | 作成日時:2020年2月20日 21時

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