【鬼滅の刃】色柱の屋敷には鬼絵がある(男主） (ページ24)

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主side
なんでだ、天元、起きろよ

天「ひゅー…、ひゅー…」

『息は、してる。大丈夫。止血をしてやるから…』

力の入らない手で腕の止血をしてやる。
自分の手と刀を強く結びつける。

奥では3人が戦ってる。
柱の俺が動かなくてどうする。

『気配を、消して、

色を…変える』

呼吸を整える。

その場の"空気"になる。

出血と毒のせいで音が良く聞こえない。

炭治郎と鎌の鬼が何か喋っているとおもえば、頭突きをかました。

『帯女はどこだ…』

屋根だ。
屋根のヘリに座っている。

ひょいと屋根に跳び、近づく。

橫から善逸が飛び出してきた。
あの様子だと、足がもたないだろう。

『無理をするな、善逸』

善「！」

『伊之助がくる。3人なら斬れる』

梅「何よ！斬れるはずがないでしょ！！！」

帯を無數に伸ばしてきた、だが遅い。

『黃の型、水仙の照り』

伊「色の奴じゃねぇか！いたのか！」

帯女が何か叫んでいるが聞こえない。

俺と善逸と伊之助の刀によって、帯女の頚は飛んだ。
後ろで鎌男の頚が飛んだ感覚がした。

が、悪寒がした。

『まだ何かくるぞ！！』

そう叫んで、記憶が飛んだ。