【鬼滅の刃】色柱の屋敷には鬼絵がある(男主） (ページ22)

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主side
花街は騒がしかった。
人の往来で生み出される色鮮やかな騒がしさではなく。

『跳べ！炭治郎！』

屋根の上には天元の妻と鎌男、地上には帯女と天元、そして炭治郎がいた。
地上の帯を斬り、炭治郎の後から俺も屋根へ飛ぶ。

天「A!鬼の血に気を付けろ！」

『承知した！』

妓「何だァ？柱が増えたのかァ？まぁ増えても意味ないんだがなァ」

鬼の頚を狙って、3人で斬りかかる。

が、斬れなかった。

妓「斬れるはずがねェんだよォ」

血鬼術円斬旋回・飛び血鎌

『ぐっ…！』

天元と鬼と一緒に地上に落とされる。

妓「お前も綺麗な顔してるなァ、髪も白くて綺麗だなァ」

『お褒めいただき光栄だよ』

鬼の斬撃を受け流しながら応える。
血鎌を避けるのは容易ではないが、できなくはない。

天元と技を合わせながら攻撃をし続けた。

妓「強いなァ、俺の血鎌を避け続けるのはお前が初めてだァ」

続け様に血鎌を繰り出す。

『青の呼吸、勿忘草の花弁』

斬撃を受け流す中で、人の姿を見た。
さっき、見た姿だ。

『_______________李？』

妓「よそ見はよくないなァ？』

頬に、斬撃を受けた。口元から耳にかけて傷ができる。毒が回り始める。

『人を避難させてくる。天元、耐えれるか』

天「地味な心配してんじゃねぇ、行ってこい」

その言葉を信じ、俺は走り出した。