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主side
俺の休養も残り2日。
そろそろ鴉に突かれる日々が来るのか…。
とはいっても、今はきよちゃんのお手伝いで俺は忙しいのだ。
『なぁきよちゃん、最初にあの3人組のこと聞いた時さ、"那田蜘蛛山"って言ったろ？』
き「…！」
俺は煉獄と仲が良かった。
任務も一緒に行ったことがあるし、鍛錬もした。
他の柱と比べて人一倍思い出があった。
無限列車での任務について聞いた時は、一晩泣き明かした。
柱として情けないが、それだけ悲しかった。
『きよちゃんなりの配慮、嬉しかったよ。ありがと。でも、もう大丈夫だから』
き「…！はい！」
頭を撫でてやり、お礼に。と、昨日街で買ってきた金平糖の瓶を渡した。
『みんなで分けて食べてね。しのぶちゃんも根詰めるとこあるからさ、渡しておいてよ』
き「ありがとうございます！」
この笑顔を守るために、俺たちは在る。
鬼に怯えることのない日常を求めて。
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作者名：だしまきたまご | 作成日時：2020年2月20日 21時
